キルティングが全て終わりました!
やれやれ・・・何千針刺したことでしょう。
キルティングしている間は、爪が傷だらけになります。
当然マニキュアなどつけられないし、爪も短く切ります。指輪も邪魔になるから普段はつけません。
愛想のない職人の手です。
キルティングが終わると、クモの巣のように細かくかけたしつけ糸を、ほどく作業があるのですが、作品を傷めないように丁寧に一本一本ほどくのに時間がかかります。
すべて取り去ると、霧が晴れたようにとてもすっきりしました!
でもまだ完成ではないのですよ。
これから作品の上に様々なアップリケや刺繍をほどこしていきます。
ガンジス河に沐浴しに来ている人、パラソル、船、木の葉っぱ、その他いろいろ・・。
この作業をすることによって作品に動きとストーリー性が出てきます♪
その後、作品の周りに額縁のように見える布を縫い合わせて、仕上げのパイピングをしてやっと完成なんですが、まだ一月以上かかるかな?
気の長い仕事です・・でもこのような長期間を必要とする大作を創作するのは、気力・視力・体力のある若いうちしか出来ないと思います。
私にしか創れない作品を、1点でも多く創って残しておこうと思っています。
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