着物をほどく

2016-03-05

たまっている着物を数枚ほどきました。着物は手洗いするので、冬の寒い期間はなかなか洗うことが出来ません。暖かくなってきたので、お天気の日に時間がある時にすぐに洗えるように準備しておくのです。今回は、瓦屋根に使えるのをほどきました。
c0352397_22041088.jpeg町家キルト工房使用の布は、相変わらず渋いですね。おばぁちゃん色です(笑)
これらの地味な布が、他の布と合わせることによって、可愛らしい町家キルト作品や風景キルト作品となります。

c0352397_23342282.jpgこの町家は祖父の実家をデザインしたものです。バックに使った布が可愛らしいですね。三角がちらちらと舞って動きが出ています。瓦屋根に使っている布もそれぞれはとても地味です。c0352397_23544614.jpegかやぶきの春の景色。桜のピンクも布だけ見ると、グレイッシュなピンクです。地味な色合いもトーンを合わせ、デザインに工夫をすると、このような可愛らしい風景キルト作品になります。
サヨコの色彩マジックです(*^-^*)ほどいた布のアップです。
c0352397_22043327.jpegグレーに地模様のある着物。
c0352397_22045889.jpeg深い緑に小花模様。c0352397_22051720.jpeg白黒の草花模様。c0352397_22053994.jpeg
グレーの濃淡に白い模様。無彩色や小柄の着物は他の色と合わせやすいので、いろいろと集めておきます。町家キルトで使用する布は、1作品作る場合、種類は沢山いるのですが、一つの布の量はほんの少ししか使いません。だから着物1枚あれば、私の分と生徒さんの分が十分確保できるのです。私の作品を創るために集めた着物を、私の分を確保し、残りを生徒さんに販売させて頂いています。1枚の着物が本当に無駄なくそれぞれの作品の中で新しく蘇るのです。
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昨年から布の断捨離をしてきたので、新しい布が増えても、収納する場所は沢山あります。これらの布がどんな額絵キルト作品に生まれ変わるか楽しみです!