作品の製図が出来たら、いよいよ布決めです。
布は、製図が出来上がり、縫う段階に入ってから買い求めてるようでは遅すぎます。
普段から絵の具を集めるように、いろいろな色彩の布を集め、用意しておく事が大切です。それら集めた布を、いつも思い浮かべながら、次に縫うモチーフを考えるのです。

最近集めた布、好きな布、使いたい布を、無彩色、有彩色、寒色、暖色、明度、彩度などいろいろな角度からグループ分けします。今回の作品のような、中間色の配色は、間違ったら美しくない配色になるので、グレイッシュではあっても、清潔感のある凛とした仕上がりになるように心がけます。
グレー系。これらの布はどんな色にも合わせられて便利です。最近沢山手に入りました。
無地のグレイッシュ系。
柄のグレイッシュ系

写真では、分かりにくい色ですが、これら微妙な配色が、私の作品の特徴です。
モチーフの家にまつわる物語や職業などを文字に書きだします。そこから色をイメージし、色彩を考えていきます。