しつけが終わりました。
ぼちぼちとしながら、結局4日かかってしまいました。私のキルトのしつけの仕方には特徴があり、しつけを1巡目、2巡目と重ねていきます。
1巡目は、床に置いて、しつけをかけますが、作品を動かすことが出来ないため、しゃがんで中腰になりながら、作品の上を動いて作業をします。2巡目は机の上で出来ますので楽になります。大型タペストリーは、体力が必要です。今回の作品は、ガスしつけ糸は2つ半使用しました。それだけでどのくらい細かくしつけが入っている分かりますね。
しつけが終わると、作品が本当に扱いやすくなります。くにゃくにゃとしていた作品が、キルト芯と裏布と一体化して、ピシッとなりました。
縫いが雑だったり、ピーシングのアイロンがけの時に、きせが入っていたら、この時点で残念な結果になるのです。。。無事スッキリ気持ちよくしつけがかかりました♪
作品を展示した時、壁から離れゆらゆらと波打つような仕上げにならないためには、このしつけ段階がとても重要なのです。写真は裏向けでたたんだ状態。
さていよいよ、ひたすらチクチク、キルティングの工程に入ります。どの工程が一番好きかと問われたら、どれも好きなのですが、一番気持ちが落ち着くのはキルティングですね。
構想を練っていた時、頭にあったものが作品となって形になり、準備した大量の布も全て片付き、作業台周りがスッキリした状態。あとは、作品と語り合いながら針を動かす一番幸せな時間です。