トップが完成し、しつけも終わり、今日からキルティングです。
布選びや、配色、縫製の工程が終わり、自分がイメージしていた風景が一枚の絵となった状態になるとほっとします。
配色、細かい縫製など、神経を使う仕事も終わるので気が楽になるのです。
ひと山越えた感じで、一旦集中力は途切れます。
作業部屋に出していた沢山の布や製図をかたづけて、糸くずなども綺麗に掃除し、キルティングの準備完了です。
キルティングの工程は、必要な物は糸と針だけなので、部屋がややこしくならないので楽です。ただ黙々と縫い進めるだけです。
どの工程が一番好きですか?とよく聞かれます。
デザイン・製図・型紙作り・色彩構成・布選び・縫製・しつけ・キルティング・仕上げの刺繍やパイピングなど、約10工程ほどあります。
この工程に入るまでに
取材、資料集め、材料(布・着物)集め、着物ほどき、着物洗い・・などの諸々の雑用があります。
どの工程も好きですが、このような多くの段階を終えてきた中で、キルティングが前述した理由で一番心は落ち着きます。
訳ありの毎日であわただしくしていて、結局満開の桜を見に行く機会も逃してしまったのですが、生徒さんや友達が参考になる写真や資料を見せてくれました。
DMは、友達がすでに制作に入って下さっています。
完成していた作品も額装に出しました。今回の作品は表現が今までの作品と違うので、額の雰囲気を少し変えてみました。職人さんのアドバイスでとてもいい感じの額になりそうです。
周りのみなさんの支えとご協力で準備は着々と進んでいます。
キルティング、刺繍、仕上げのパイピングと、作品完成まではまだ時間がかかりますが、個展開催まであと2カ月、頑張ります!
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