出逢いと再会

2017-11-16

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

美山かやぶき美術館個展ご報告 その2

 

毎週日曜日と、教室や予定が入っていない平日、美山通いを続けています。

162号線、周山街道を通っていくのですが、途中で岩戸落葉神社という、イチョウの紅葉が素晴らしい神社があります。ひっそりと佇む神社を、大きなイチョウの木が囲み、黄色の落ち葉が地面一杯になった光景は本当に感動します。

2年前、かやぶき美術館の個展が決まった時、友達がこの神社があることを教えて連れてくれました。
その時、「2年後は、何度もここを通って美山に通うんやね~。車の運転できるかなぁ。。頑張るわ!」と言っていました。

その通り、毎週、イチョウの色づきを楽しみながら通っています。
車の運転も慣れてきました。最近では夜道の真っ暗な周山街道も、こわごわですが、なんとか運転できています(笑)

 

先週は、沢山のお客様がいらしてくださいました。
7日には、わざわざ美山個展の為に東京からお越し下さったお友達もありました。いろんなご縁で知り合い、いつも応援して下さっている方々と美山で再会できたことを喜び合いました。
7年ぶりくらいに再会したお友達も来てくださいました。
写真でしか見たことがなくて、ずっと会いたかったお友達のお子さん達とも会う事が出来ました。
友達がブログでアップされた子供たちの写真で、当時の私はどれだけ心が癒された事か。。

 子供たちが、かやぶきの中ではしゃぐ姿を見ていると本当に幸せな気持ちになりました。

 

 

大変不便な場所なのに、大阪や三重から電車バスを乗りついでお越し下さる方、ホームページや新聞を見て!という方々も来て下さり、大変嬉しいです。感謝しています。

小・中・高校時代の友達も、誘い合わせて来てくれました。
20年ぶりくらいに再会した、高校の友達がお花を贈ってくれました。

「あのおとなしかった、はやが、よくここまで頑張ったね!」とみんなが今の私を喜び、祝ってくれました。

 

 

12日は作品解説をしました。新作「美山かやぶき物語」の実物製図や、布見本をご覧頂きながら説明をしました。なかなか、説明も複雑で分かりにくいのですが、いろんな質問も頂きながら、進めていきました。

「想像以上に手間がかかることがわかり、説明を聞いてから見ると見方が変わります!」と皆さん驚いておられました。

 

団体客も沢山来られているようで、先日はスウェーデンのお客さま17名の団体があり、作品を興味深くご覧になり、販売している作品集や端切れを沢山お買い求めいただいたようです。

 

私の使用布は地味なのが多いのですが、海外の方にはそれが珍しかったのでしょう。
在館していない日だったので、お会い出来ず残念でしたが、日本の暮らしに根付いた布を使っている私の作品を、海外に方に知って頂けて嬉しかったです。

持ち帰られた外国のどこかで、私の初めての作品集を見て下さっていると思うと、とても幸せです。

 

紅葉で彩られた山々に囲まれた、かやぶき美術館の会場でご覧いただく私の作品群は、お越し下さった皆様の記憶の中に、特に印象に深く残ることと思います。

 

多くの人々に、日本の原風景ともいえる美山で、林サヨコ【Sayoko Quilt】の世界を是非御覧頂きたいと思います。

美山かやぶき美術館にて、12月3日まで開催中です。ご来場お待ち申し上げております。