美山個展終了御礼

2017-12-04

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

 

美山かやぶき美術館個展 ご報告その5

 

昨日、清々しい良いお天気に恵まれ、無事に美山かやぶき美術館個展が終了いたしました。

 

遠いところお越し下さった皆様、またSNSの投稿やシェアで宣伝応援して下さった皆様に、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

公共交通機関の乗り継ぎが大変悪く、車でも片道2時間近くかかる美山での個展開催でしたが、かやぶき美術館の作品展の中で、今期最高800人近い集客という事でした。
私自身こんなにお越し頂けるとは思ってもいなかったので、本当に嬉しかったです。

美山地域の皆様も沢山お越し頂き、美山の風景をキルトで表現したことをとても喜んで頂けました。一度お越し下さった方が、お友達に「是非見ておいた方が良い展示会です!」と勧めて下さる方が多く、口コミが広がりました。
お友達を連れて再度お越し下さったり、「もう1度、一人でゆっくり見ようと思ってきました!」と会場に足を運んで下さる方も沢山いらっしゃいました。

観光地であることから来場者の年齢層は老人から子供、男女、外国人と幅広く、それぞれの人々がそれぞれの感覚で楽しんでご覧くださいました。都会のギャラリーでは考えられない客層の広さで、国籍問わず、また老若男女に受け入れてもらえる作品だという事も実感できました。

まるでかやぶき美術館の個展に向けてこの20年の創作があったかのような、景色と会場と作品のシンクロには、私自身大変驚きました。

お越し下さった皆様も、その不思議な居心地の良い空間に感動して、「来て良かった!良い一日だった!」と満足してお礼を言って帰って下さる姿を見て、泣きながら縫ったこともあったけど、今まであきらめず頑張って創作活動してきて良かったと心から思えました。

自然に囲まれた会場で、日々美しく色づく山々を眺めていると、心が落ち着き、自分の創作活動をゆっくり振り返り、手芸家として生きる人生を見つめることができました。
美山の自然とかやぶき屋根が作品全体を優しく包み込み、私自身も目には見えない大きなものに守ってもらっている。。。という気持ちがした幸せなひと月間でした。

 

 

今回は私がやってきたこと(作品創りや、人との関わり方や生き方)、やりたかったこと、そしてこれからやっていきたいことすべてを広くアピールできた個展となりました。

 

そして、かやぶき美術館個展がきっかけで、いろんな事に挑戦できました。

◎過去にない最難度の作品を完成することが出来たこと。

 

◎ホームページリニューアル・作品集制作をして、創作活動を一区切りとして纏められたこと。

 

◎朗読の個人レッスンを受け始め、目標だった朗読イベントが出来たこと。

 

◎諦めていた車の運転に再挑戦し、美山に通う事が出来て行動範囲を広げることが出来たこと。

など、準備期間の2年を本当に充実して過ごすことが出来ました。我ながらよく頑張ったなぁ。。。と思います。

これからも、感謝の気持ちを忘れずに、お世話になった人へ恩返しが出来るように、人の心に響く作品創りを変わることなくコツコツ続けていこうと思います。

最後になりましたが、美山かやぶき美術館のスタッフの皆様には大変お世話になりました。心のこもった温かいお気遣いを始終かけて頂き、第2の故郷が出来たようで、感謝の気持ちで一杯です。

かやぶき美術館スタッフの皆様
美山町の皆様
長い期間、本当にありがとうございました。