心に響く縫いで、生家の町家を表現します

2018-09-01

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

7月から言響表現塾で、心に響く話し方を勉強しています。キルト展示と講演が私の活動の目標なので、プロの講演家になる指導を受けています。

ご指導頂いている、宮北結僖先生はとても素敵な方で、いろんな刺激を受けています。
腹式呼吸の発声法、柔軟体操など基本をしっかりと学んでいます。これがまた楽しいのです。

15分間の講演を12月15日の最終日に発表するのがこの講座の目標です。
その発表の時、作品を後ろに飾ろうと思って、制作を始めました。

縫う作品は、生家の町家キルト工房です。

 

「小さな町家」は、教室のカリキュラムとして多くの生徒さんに制作して頂きました。

今回90cm×90cmほどの大きさのタペストリーにします。
講演する時、後ろのほうのお客様にも見えやすいように大きくします。

生徒さんの「小さな町家」の縦瓦ではなく、勿論、緻密な瓦屋根表現です。

町家一軒を縫う事は、私にとってあまりにも簡単です。
町家キルト工房のデザインは、本当に基本中の基本で、教室の上級生徒さんであれば、習うまでもないという内容です。

しかし、今の私だから縫える町家キルトに仕上げようと思っています。この家で起こったいろんな出来事を乗り越えた私が、今、感じる家を縫います。

「町家キルト物語」を語る時、この作品と共に語っていきたいと思うのです。

ただ技術だけではない、心の表現の縫いを生徒さんや町家キルトファンの皆さんにもご覧頂き、町家キルトの理解を深めて頂きたいと思います。

 

今、町家キルト工房の壁を修理中です。向かって左側(北側)の壁に地震の影響かどうか分かりませんがひびが入ったので、左右の壁とも塗りなおしてもらう事にしました。

先週から職人さんに来てもらっているのですが、職人さんの都合でまだ仕上がっていなくて、看板とポストが無い状態です。

来週には綺麗になります。

看板休憩中です。

この看板を作ったのが2003年です。
最初の頃より、だいぶ色が薄くなってきました。歴史をかんじますね。