2013年の私からの手紙、断捨離をして前に進んだ出来事

2019-04-24

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

 

私は、何かを始める時、気持ちを変えたい時など物事の節目に、片付けと整理(断捨離)をします。

いつも身の回りを整理する事、古い物事に囚われない事、新しいものが入る隙間を作り、空気を入れ替える事が大切だと思います。

部屋を片付ける事、身の回りの物事を整理する事は、気持ちを前向きにするという事実を伝えたくて、以下の記事を書くことにしました。

 

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前回のブログに、布の整理方法について書きました。

大作タペストリーを縫う前に、数年ぶりに、材料箪笥の布を全て出して確認し、引き出しの中を綺麗に掃除して、不要な布の処分して、布の入れ替えをしました。

 

材料箪笥の総入れ替えは2013年5月6日以来でした。
なぜ細かな日にちまで分かったかというと、引き出しの底に敷いていた古い新聞紙の日付でした。

新聞紙は防虫効果もあると聞いたので、引き出しの底に新聞紙を敷いていたのです。
材料箪笥の大量の布を全て出して確認することは大変な作業なので、6年ぶりでした。

 

布を全て出した時、ある引き出しの底の新聞紙に書いてある字に目が止まり驚きました。。

 

 

 

 

「次、この紙をかえる時、あなたは幸せですか? 毎日充実していますか? さみしくないですか? 2013.5.6」

 

 

 

私の字です。
これを書いたことは、全く忘れていました。

 

母が亡くなった翌年、はじめて母が居ない寂しいお祭り(5月5日藤森祭)を過ごした翌日に布を整理して、その時の気持ちからこの文字を書いたのでしょう。

 

 

この頃、長年介護していた母を亡くし、悲しみと悔いと寂しさから創作意欲を全く無くしていました。

「縫わなくては。。何かしなくては。。」

と思いながらも、針を持つ気力が湧かずに、鬱のように泣いてばかりの暗く辛い日々を過ごしていました。

 

布の整理をした後、気持ちが前向きになっていき、地元伏見の酒蔵のキルトを創ろう! と思い立ちました。
完成時期は決めずに、自分の心のおもむくまま、2年がかりで「伏見縫酒蔵風景」を縫い上げたのでした。

 

当時のブログはこちら→「収納」「再出発」「デザイン

 

2年間、悲しみと向き合い作品を制作する中で、いろんな方と出逢い、道が開けて、私は元気になっていきました。

 

「次、この紙をかえる時、あなたは幸せですか? 毎日充実していますか? さみしくないですか?」

 

この言葉は6年前の私が、未来の私宛に書いたものですが、今見たら、亡き母が私に言ってくれている様に感じました。

 

 

「次、この紙をかえる時、あなたは幸せですか? 毎日充実していますか? さみしくないですか?」

「はい、私は今幸せですよ。作品も増やしましたよ。毎日充実して感謝して過ごしています。素敵な人々に出逢って支えてもらっています。またタペストリーを縫い始めますよ! 心配しなくても大丈夫ですよ。」

 

 

今、しんどいな、辛いな。。。と思っている貴方へ

ゴールデンウィークのお天気が良い日に窓を開け放ち、部屋の掃除をして、不必要なものを思い切って捨て去り、引き出しや棚に新しい空間を作ってみてください。

お家や、貴方自身に新しい空気が流れ、徐々に気分が好転していきますよ♪

焦らなくても大丈夫。
5年先、6年先を目指せば大丈夫!!