京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。
インスタグラム では、作品制作の進捗状況を時々アップしていますが、ブログでもアップしておきますね。
5月から縫い始めた新作タペストリー。
制作期間は1年を予定しています。
今回の作品は、私の町家キルト20年を纏める作品にしようと思っています。
どんな風にまとめ上げるかは、出来上がりのお楽しみです♪
まず、今の私の手(技術)で、「これ以上細かくは縫えない!」という作品を残そうと思っています。
私のタペストリー制作は時間が命。
どれだけ縫いに時間をかけられるか、、です。
時間をかけられる時に、精一杯手間のかかる作品を制作しておきます。
新作は、20周年記念作品として、このタペストリーを見たら「町家キルト」と「林サヨコ」の世界感が一目で分かる感じの作品に縫い上げます。
イメージとして、この作品1点だけが、どこか地方の展示会場に飾られたとき、「町家キルト」という作風の奥深さを感じて頂ける作品にする…という気持ちです。
この格子は、太い方が出来上がり3ミリ弱。
細い方は出来上がり2ミリ位で、中に折り込む縫い代は1.5ミリほどです。
この細さを、出来るだけ歪むことなく真っ直ぐにまつり上げるのが、腕の見せ所となります。
先日染めた布で縫いました。
細紐、縫いやすかったです。
このような極小の町家キルトデザインを10作程縫い、ある技法で一つの大きなタペストリーに纏め上げます。
10作を、パーツとして縫い上げてから、まとめとなる複雑な縫製で面白くなるのですが、まだまだ先は長く、修行のような縫いの日々は続きます(≧▽≦)
年末までにトップ完了して、しつけ終了。
2020年明けからキルティング開始という予定です。
頑張ります!!