暑さに負けず縫っています。形が見えてきました!

2019-08-18

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

皆様、残暑お見舞い申し上げます。

 

 

先日、HPのお問合せから、作品集購入希望のメールを頂きました。
ありがとうございます!

2017年に初めての作品集を製作し販売しています。

HPから作品集購入希望のメールが届くのは、とても嬉しいです。
作品集の事は過去のブログか、検索などで知って頂いたのかと思います。

 

お知らせの最新に、作品集のご案内を再度載せておきましたので、林サヨコの作品集があることをご存じない方は是非ご確認くださいませ。

まだお持ちでない方は、是非一冊ご購入頂き、お手元でご覧頂きたいと思います。
よろしくお願い致します。

 

 

さて、

 

工房の座敷に作品を広げて縫っています。

畳二畳分程の作品は、ようやく形が現れてきました。
全体像をお見せ出来なくてごめんなさい。

デザインに彩色せずに、布を合わせながら縫い上げていくので、イメージが形として現れるまでは、構成と布の配色と縫い順で、頭が一杯になります。

 

 

今回の作品は、『町家キルトと木』をテーマとして制作しています。
過去最大の古木!

 

イメージしたものは必ず縫えるという自信はありますが、その複雑なデザインを実際どうやって縫製するかは、作業が進まないと分かりません。

 

ようやく一番不安な工程(笑)を乗り越えました。

 

お盆休みの間に頑張って縫っていたのですが、驚くほどに作業がはかどり、制作の先がしっかり見えてきました。
あの世から帰って来ていた母が力を貸してくれたのかな?

 

イメージ通りのものが出来て来て、ワクワクします♪
難しい縫製も、手を動かしていると頭が冴えて来て、いろんな新しい技法が浮かびました。

いつもの事ですが、布は、この作品の為に新たに購入したものは一つもありません。

制作を開始する前に工房に集まって来てくれた布達や、材料箪笥にスタンバイしてくれている布達で縫い上げられています。

私の作品創りは、いつも本当に不思議な巡り合わせで進行していくのです。。。

 

 

今回の作品も下準備が多く、凄い量の縫製工程があります。
確実に着々と、先の工程をふまえながら作業を進めていかないとダメなんです。

 

私にしか縫えない作品だと思っていますので、制作工程を細かく記録しながら、しっかり作品に仕上げようと思います。

 

お盆のおまいりに来てくださったお寺のご住職が、机に置いてあった制作途中の作品をご覧になり、

「この色彩感覚は林さん独特の世界ですね~。落ち着いた色合いですね。」

とおっしゃって下さいました。(着る服や持ち物は、華やかな色を好むのですが、制作する作品は、なぜか渋めになります・・笑)

作品をご覧くださった方が、私の世界を感じて下さることが嬉しいです。

まだまだ作業が続きますが先が見えてきたので、縫いの楽しさが増します。

 

まだまだ縫えるっ!ていうのが、嬉しくて楽しくてたまりません(笑)

 

頑張ります(≧▽≦)