高校卒業後の進路は、大阪梅田にある、上田安子服飾専門学校 に入学した。

毎日好きな縫い物が勉強出来て、本当に嬉しかった。

京阪、阪急電車を乗り継いで、大阪梅田まで通学する事も刺激的な毎日だった。

デザイン画、パターンメーキング、ドレーピング、立体裁断、縫製、オートクチュール技術など、専門分野の先生方から洋裁の全てを習った。
見た物を形にするということや、創作の基本を3年間この学校で学んだ。
幼い頃からの夢「なんでも縫える人になりたい」これは専門学校卒業時点で、叶える事が出来た。

町家キルトは独学とは言え、デザイン、製図、複雑な縫製技術は、全て専門学校で習った洋裁の基礎があっての事。

そして幼い頃から楽しんでいた様々な手芸、専門学校と同時に習っていた編み物など、長年に渡って糸と針に親しみ、頭で想像し、手で物を作るという経験の積み重ね全てが、町家キルトの技術の引き出しとなっている。