京都のキルト作家、手芸家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。
7日(土)は、地元の龍谷大学の学生さんが、工房見学にお越しくださいました。
お越し下さったのは、『龍谷大学 京まちや七彩コミュニティ』で活動されている皆さんです。
以前、工房近くにある龍谷大学深草町家キャンパスで開催されたイベントに参加させて頂き、そこで学生さんと知り合い、町家キルト工房見学にお誘いしました。
来客の時だけ、奥座敷にキルトを飾ります。
※工房は普段は公開はしていませんし、見学予約なども受け付けておりませんのでご了承くださいませ。
学生さんは、まず玄関の額作品で驚かれましたが、奥座敷のタペストリーを見て、更に驚かれている様子でした。
そして私が、創作活動を始めるきっかけや、その後の創作活動についての話を始めると、皆さん目を見開きながら話を真剣に聴いて下さいました。
そして、制作工程や製図などを見せると
「話を聞いてから、作品を見ると見方が変わります。凄すぎる!!」とおっしゃって、また再度興味深く作品をご覧になっていました。
私は作品について話をすると、数時間話を続けられます。
この日も約2時間あまり、弾丸のように話をしました(笑)
こういう工房で普段の感覚で話をするときは、講演として話をするときの心構えが無くなってしまうので注意が必要です(≧▽≦)
熱くなりすぎ、話が長くなるという事です(笑)
何か質問は?と尋ねると
「聞きたいこと全て、お話下さいました。もうびっくりするばかりで、聞き入ってしまいました」とおっしゃいました(≧▽≦)
最後の感想で、
「作品のお話ももちろんですが、林さんの人生観や物事の捉え方にとても感銘を受けました。」
「創作への情熱や、いろんな出逢いから前に進んでこられたお話を聞いて、私も出逢いを大切にしようと思いました。」
などと、私の話をとても喜び、そして共感して下さる感想を頂き、本当に嬉しかったです。
学生さんは20歳から21歳。
ちょうど私が創作を始めた頃に生まれた人たちです。
話をしながら、この人たちが生まれた時から、私は頑張りつづけてきたんだなぁ、、と感慨深かったです。
また学生さん達も「私たちの人生分、林さんは縫い続けてこられたんですね。これからも応援しています!」とおっしゃって下さいました。
私の作品達と学生さんは同じ年齢。
私が普段から「作品は私の子供」という事を実感してしまいました。
そうか、、産まれた赤ちゃんが、こんなに立派な学生さんになり、しっかりとした大人に成長されている。
私の作品達もそして私自身もこれだけ成長しているんだ。。。と思いました。
私の努力や実績は、作品を見たら一目瞭然。
そしてそれに私自身の話が加わると、その経過と想いに偽りがない事が実証され、人の心を打つのだと思います。
私は、作品を通して、男女問わず幅広い年代、幅広い職業の方々と出逢います。
作品を見たら、多くの方が私に興味を持って下さいます。
そして、作品のバックグラウンドを話すと、衝撃を受けてくださいます。
町家キルトの輪が、私の理解者が、どんどんと増えていくことに感謝です。
龍谷大学の皆様、これからもよろしくお願いいたします!