今年の教室終了、そしてコツコツ続ける大切さ

2019-12-20

京都のキルト作家、手芸家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

今週は教室週で、今年最後の教室が終わりました。
一足早く、仕事納めです(≧▽≦)

今年は新しい生徒さんも沢山入会して下さり、基礎コースの作品制作に励んで下さいました。
入会時は「出来るかな?」と心配されていましたが、1作、2作と仕上げていくうちに基礎を習得され、針仕事にも慣れてきて自信がつかれてきたように感じています。

 

基礎コースの作品4点は、皆さん気に入って下さり嬉しいです。
キットに入っている布も、少しずつ変えているので、入会の時期でそれぞれ違う布が入っています。

 

応用、創作、研究会それぞれの生徒さんも、1年間素敵な作品を制作されました。
年を重ねるごとにスキルアップされ、難しい作品がいつの間にか完成しているという喜びを感じて下さっているようで嬉しいです♪♪

私の教室の生徒さんは50代後半以上の方々ですが、幾つになっても新しい事を習う喜びや、今までの目線が変わる新鮮さを感じて下さっています。

また、ご家族の看病やご自身の悩みがあっても、「町家キルト」という自分だけの世界を持つ事で、癒されると言って下さる方も多いです。

町家キルトが、日々の潤いとなっていたら、この上もない幸せです。

 

生徒の皆様、今年1年お疲れ様でした。
毎回の教室を楽しく過ごさせて頂き、ありがとうございました!
そしていつも私の活動を喜び応援して下さり、心から感謝しています。
来年もよろしくお願いいたします。

 

 

町家キルトは、本当に努力の積み重ね。

1作品めが2作品めのお手本、1,2作品が3作品めのお手本….という具合にずっと積み重ねていきます。

 

・先を見て、「出来ない」と決めつけない。
・先走ったら途中の経過・経験が抜けてしまって、身に付くべきものも抜けてしまう。
・今やれることを丁寧にやる。
・失敗してもOK、でもその失敗を次作品にはやらない。
・制作中の作品から、新しい「気づき」を見つけることが上達への一歩。

これらは、私が創作を始めた時から、私自身がずっと大切にしていることです。
なんの見本もなかった町家キルトの作品創りは、全て自分の縫った作品が、次の作品のお手本になっていました。
今制作中の新作は、全て過去作品の積み重ねの結果です。

 

コツコツ積み重ねるという事は、大変な事です。
でもコツコツ続けた結果というのは、振り返った時にとても清々しい達成感があるのです。

 

努力したから眺める景色が美しい。
自分が努力したからこそ、今同じように努力している人を心から理解し応援できる。

 

制作中の作品の、膨大な制作過程を振り返り、いろんな事を思いかえしています。

2019年もあと2週間ほどですが、私は相変わらず縫いの日々です♪