今出来る事を淡々と、手芸の力で今を乗り切る

2020-03-05

京都のキルト作家、手芸家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

毎日コロナウィルス感染防止のニュースで、いろんなイベントが中止になって、日本中が残念な空気に包まれていますね。

私もいくつかのイベント開催予定が延期になったり、開催連絡待ちの状態です。

3月の教室は、生徒さんに日程調整して頂き、日にちをずらして開講する予定です。

一回の教室の生徒さんを少人数にして、教室を広く使って頂き、換気をよくします(古い町家なので、隙間風で換気はいつもよいです笑)

入退室の時は手洗いして頂き、不安のないように工夫します。

 

生徒さん達も、お家に居る事が多くなります。町家キルトの宿題を持って帰り、ゆっくりと縫い物をして、少しでも心安らぐ時間を持って頂きたいと思っています。

宿題のフォローアップは、今までも、メールや電話でやっていますので、こういう時こそ、インターネットを活用したら良いですね。

これを機会に、テレビ電話での遠距離指導もできるかな?と考えたりしています。

針と糸に向かう時間は、本当に自分を見つめられるし、作品をコツコツと仕上げていく事で、達成感と自己肯定感が高まります。

日本中が不安な日々ですが、皆んなが今出来る事を、淡々とやる事が大切だと思います。

 

私に出来る事は、手芸家として作品制作に集中し、完成した作品で皆さんを元気にする事。

そして、教室の生徒さんには、指導者として針と糸で心を元気にして差し上げ、生徒さんに笑顔になって頂く事。

生徒さんがお家で元気に笑顔で居る事が、それぞれの生徒さんのご家族の安心感と幸せに繋がると思うのです。

 

制作中の作品は、今は、葉っぱをアップリケしています。

今で1,200枚の葉っぱを作り、黙々とアップリケしています。

命の木に、沢山の若葉を繁らせています。

この他人が想像を絶する縫いの作業は、いろんな世間の状況を落ち着いて感じ、そして自分を見つめる時間となります。

 

完成したら、沢山の皆様にご覧頂き、元気をあげられたらいいな、、と思って縫い続けています。

 

手芸愛好家の皆様、針と糸の力で今を乗り越えていきましょう!