全てのクラスの生徒さん達と再会、教室はサービス業という自覚

2020-06-13

京都のキルト作家、手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

第2週目が終わり、基礎から研究会までの全てのクラスが再開し、久しぶりに生徒の皆様とお会いできて嬉しかったです♪

昨日は月1回の研究会クラスの日でした。
生徒さんのお一人は、コロナの間に素晴らしい作品を完成され、早速次の新作に取り組まれています。
田舎の風景を表現されている生徒さんの作品も、ゴールが見えて来ました!

皆さん素敵な作品を制作してくださり、ワクワクします。ありがとうございます♪

京都以外からお越しの方で、まだ県を超えるのが不安な生徒さんもいらっしゃったり、体調を崩されて欠席された生徒さんもおられました。

 

まだまだコロナの不安はありますので、無理なくゆっくりやっていきたいと思います。

 

現代の教室というものは、昭和時代のお稽古(先生と弟子)という考え方は成り立ちません。

 

教室はサービス業です。
技術や指導内容が商品です。

数ある教室(お店)との違いを分かってわざわざお越しくださった生徒(お客)様に、いかにより良い技術(商品)を楽しんで頂けるか。
得した気分で技術を習得(購入)して頂くことが出来るか。
教室に長く通って頂ける(顧客になって頂く)か。

それらを考えて教室運営していかなくてはなりません。
教室を開講したときから、そのことは自覚し続けて教室をしてきました。

 

コロナの問題で、「作家、教室=個人事業主、サービス業」という立場を再認識する良い機会を頂きました。

 

コロナ問題が起こり、レストランで集まって食事をすることが出来なくなり、食事をテイクアウトに切り替えたお店がたくさんありました。

教室も同じ。
お友達とのおしゃべりが楽しみという教室は、人との距離が必要なコロナ状況下では難しくなりました。

教室でワイワイと集まって習うという事が出来なくなった分、その技術をお持ち帰りして頂き、自宅で一人で楽しめる内容のカリキュラムを持つ教室であること。

 

そういう時代が来たんだなぁと思います。

 

私の教室の生徒さんは、ほとんどが50代後半から60代70代が多いので、一番アフターコロナ時代に戸惑いを感じる世代だと思います。
最近は私より若い生徒さんの入会もあり、徐々に世代が入り混じる時期に入ってきました。

20年という月日を感じます。

私もアナログ人間昭和世代なので、時代についていくのは大変ですが、いろいろ勉強しながらそれぞれの生徒さんに寄り添い、ともに前に進んでいきたいと思います。

 

6月から、全てのカリキュラムを個別指導的な方法に変えました。
以前からその日習った事で分からないことは、いつでも何度でも、メールやラインでお答えしていましたが、個別プリントをお渡しして、よりフォロー指導がしやすくしました。

 

ある生徒さんが帰り際に「とっても得した気分です!」とおっしゃってくださいました♪

少人数制、個別指導は、町家キルトに合っているなぁと思いました。

 

また、町家キルトは、家や家族の大切さを再確認できる内容だという事も、コロナのSTAY HOMEの経験で伝えることが出来ました。

いろんな意味で、コロナのおかげでよい方向へ進んでいけるように感じています。

 

教室も無事に再開し生徒のみなさんとも再会できたので、秋の個展に向けて更に頑張っていきます!