私の作品の特徴はいろいろありますがその一つとして、キルティングを終えた後、さらに繊細な刺繍を加えるというところです。
刺繍を加えることにより、さらに季節感が増し、奥行きと動きも出てきます。
菜の花、柳、ススキ、彼岸花、雪の粒、桜、新緑などの四季を表す刺繍は、『日本の風景キルト』には無くてはならない役割を果たしてくれます。
これは、朗読作品用に創った、「ごん狐」の作品の一部。
ススキと彼岸花の刺繍が作品を引き立ててくれています。先日、きりを付ける為に一旦完成させた伏見の酒蔵作品ですが、菜の花の刺繍は個展開催まで時間ある限り、まだ手を加える予定です。
写真は最後に数を確認する為に資料として残している刺繍糸の色番ラベル。黄色だけで現在、約30束。他に緑もあり、相当な数になりました。
刺繍の手をどこで止めようか…止めるのが寂しいという思いもありますね(#^.^#)