京都のキルト作家、手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。
4月末に完成していた作品のタイトルを決めました。
「町家キルトの華」
インスタグラムにも投稿したのでご覧くださいね。
「町家キルトの華」は、町家の庭にそびえる古木に町家キルトの華が咲いているというイメージです。
昔、我が家の庭にあった‶もちの木”(本当の木の種類を私は知りません)と呼んでいた木を縫いました。
創作20年の中で
町家キルトの技術は、2015年の個展の「伏見縫酒蔵風景」でまとめました。
風景キルトの技術は、2017年の美山かやぶき美術館展の「美山かやぶき物語」でまとめました。
樹木キルトの技術は、2012年の個展の「桜道」から始まって、2018年「緑道」、そしてこの夏に仕上げた新作「紅葉道」「白道」の四季4連作でまとめました。
そして「町家キルト」「風景キルト」「樹木キルト」の3つの作風を、新作タペストリー「町家キルトの華」に総まとめしました。
私は、積み重ねや継続という事が好きです。
作品にみられるように、全てを前作の積み重ねとして縫い、結果をまとめて次に進んできました。
それは、処女作「町家と蔵」から延々と続けてきました。
どの作品一つ欠けても、「町家キルトの華」にはたどり着けません。
「町家キルトの華」には2020年にかけて2020枚の葉っぱをアップリケしました。
作品を前にしたとき、ご覧いただいた皆様がどんなことを思い描いてくださるか楽しみです。
「町家キルトの華」は、個展近くなったら全景公開して、また詳しく解説しますね。