晩秋の法然院と、地元京都の素敵なお店をご紹介

2020-12-09

京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

晩秋の法然院へ行ってきました。
市バスで浄土寺下車、哲学の道を通って坂道を上がり法然院へ向かいます。

人も少なくて静かでとても美しかったです。

 

2005年に法然院の講堂で作品展をさせて頂いたのが、懐かしい思い出です。
2015年の西利展の時は、法然院の貫主の梶田様が作品を御購入下さったりお世話になっております。

 

今回法然院へ行ったのは、知り合いの作家さんの作品展「中野亘陶展 つちのはすをささぐ」が、南書院で開催されているので伺ってきました。

 

陶器で作られた蓮の花が、いくつも並んでいました。
青い陶の蓮は神秘的で、土から焼いたとは思えないほど薄くてはかなげで、見入ってしまいました。

 

素晴らしい作品を拝見し、心豊かになりました。

 

 

キルトで蓮の花を縫いたいなと、以前から思っています。
いつか縫えたらいいな♪

 

帰りは、法然院へ行くと必ず寄って帰る、「㐂み家」さんに行きました。

めいぶつの 豆かんは、あっさりした甘さに焚き上げた赤えんどう豆に寒天を添えて、黒蜜をかけてあります。

今回は、「豆かんあんみつ」を注文しました。
美味しかったです♪

 

このお店は、7年ほど前に法然院へ行ったとき、そこで作品展をされていた染色家の齋藤洋さんに教えて頂きました。

はじめて食べる「豆かん」の美味しさに感動し、それ以来通っています。
お店の雰囲気もとても好きです。

 

そしてまたバスに乗って、次の用事は室町松原にある「糸六」さんへ。

糸六さんへは先月も伺い(その時のブログはこちら)、その時にガスしつけ糸の見本を分けて頂いたのでした。
今回は教室の分を多めに仕入れに行ってきました。

ガスしつけはすでに廃版で、店頭販売は中止となっているのですが、糸六さんのお店にある似たようなタイプの糸をわざわざカードに巻いて用意してくださるというのです!

 

このタイプのしつけ糸は、あまり手芸材料店では扱っていないのですが、町家キルトにはなくてはならない糸なんです。
町家キルトを綺麗に仕上げるためには、この糸が無いと困るのです。

 

糸六の五代目当主の方が「いつでも必要な時は用意しますので、ご心配なく。」と親切な言葉を頂きました。

 

大量に仕入れるわけでもなく儲けにもならない数なのに、わざわざ用意してくださるなんて、本当にさすが、地元京都の糸屋さんだと感激しました。感謝です!!

 

良い作品を縫って、恩に報いたいと心から思います。

 

素敵な作家さんの作品、美味しいお店、素敵な糸屋さんのお心遣いに触れて幸せな一日でした。