国際キルトフェスティバル閉幕を知って

2021-07-06

京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

2021年後半に入りましたが、私は変わらず毎日楽しく制作に励んでおります♪

 

この桜並木の作品は額装になります。

額装作品はガラスがはめてあることもあり、タペストリー作品に比べて展示は安心です。
最近は作品展示依頼などがあるので、今後の作品貸し出しの事も考えて、額作品を増やそうと思っているのです。

額装作品はサイズが小さい分、技法を詰め込むことが出来て面白いです。

いろんな土地の名所を創りながら、その土地を巡りたい…という創作初期から言い続けていることが、いつか現実化すると念じつつ、精進を続けています♪

 

 

先日、毎年1月に東京ドームで開催されていた、国際キルトフェスティバルが、2020年の第19回を最後に閉幕するという事が正式に発表された事を知りました。コロナの影響が大きかったのだと思います。

2000年に創作活動を始めてすぐに、国際キルトフェスティバルが始まることを知り、その中で【日本キルト大賞】というコンテストがあるという事で、私はとてもワクワク嬉しい気持ちで「送り火」を制作して、2002年第1回日本キルト大賞に応募しました。

 

見事 落選、入選すら叶わず….(笑)

その数年後、大阪ヴォーグ学園講師の依頼を受けたのですが、いろいろと考えた結果、その光栄なご依頼は、謹んでご辞退させていただきました。

 

その後は、無所属個人活動で地元京都で個展活動をすることにして、自分の道を模索したのでした。

 

もし、あの時、第1回日本キルト大賞に入選か入賞が出来ていたら、私はきっと大阪ヴォーグ学園講師の道を進んでいたと思います。
そしてその後、今とは全く変わった人生になっていたと思います。

 

「もっと初心者に分かりやすい作品を…バックや小物を….」という作品作りに変わり、雑誌掲載の作品制作の締め切りに追われたり、イベント参加で忙しくなっていたことでしょう。
自分の技術を追求するという、私がやりたい作品制作に専念する時間など無かったと思います。

ぎゃらりぃ西利様との出逢いもなかったでしょうし、人との出逢いも、私の創作人生も、手芸家としての作品も全て違ったものになっていたでしょう。。。

 

※過去ブログ「私の選んだ道、進む道

 

創作活動も21年目に入り、遠く向こうの世界で華やかに開催されていたキルトのお祭りが無くなったと知り、私の選んだ道は、自分が歩みを止めない限りずっと終わることなく、自分の意志でこれからも続けていけるのだという事を改めて思いました。