メーキングを見せるという事

2021-07-24

京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

桜並木の小枝の刺繍が終わったので、桜の花びらの刺繍を開始しました。

糸六さんの美しいピンクのグラデーション♪♪
へのへのもへじの、商標マークが可愛いですね(≧▽≦)

綺麗な色が作業台に並んでいるのを見るだけでも幸せな気分になります。
実際、ピンク色には女性ホルモンを活性化させて幸せな気持ちにしてくれる効果もあるそうです。

ピンク色というのは難しい色で、黄みがかったサーモンピンク(イエローベース)と青みがかったローズピンク(ブルーベース)があり、濁った色と澄んだ色も見極めながら選ばなければいけません。

また、単色で見たとき、少し灰色がかったライトグレイッシュピンクはとても落ち着いて綺麗に見えますが、その横に清色(濁りの無い色)を合わせると、彩度対比がおこり一気に汚く(より濁って)見えてしまうのです。

絵具で調節できる絵と違って、集めた限られた布で色合わせする難しさがそこにあります。

 

そんないろんなことを考慮しながら、布の色とその上に刺す刺繍糸の色を考えながら刺していきます。
一面に細かく刺していくので、これから数カ月かけて進めていきます。

昔は作品は完成まで見せることは無かったのですが、SNSが広まるようになってからは、インスタグラムやブログ、YOU TUBEで、全世界に向けて制作工程を発表しています。
地方や海外のフォロワーさんも驚いてくださっています。

京都に、日本に、こんな作品を縫う作家が実在するんだ…という事が伝わっていく良い時代になりました。

 

私の作品は何工程にも及ぶので、完成作品だけ見ても理解できないところがあります。
メーキングを見て頂き、どのような工程をどのような気持ちで縫っているかを分かって頂いた方が、より実物を見たときに共感して頂けると思い投稿しています。

「実物を一目見たい!!」というご連絡を沢山頂いています。
コロナが落ち着いて、いろんなところで展示できるようになればと願っています。

 

今後も、花が咲いていく状況を定期的にインスタグラムにアップしていく予定ですのでご覧ください。