母の命日にいつも思う事

2021-08-06

京都の手芸家 サヨコのブログにお越しいただきありがとうございます。

 

8月5日は母の命日。

早いもので亡くなって9年が経ちました。

 

母が亡くなってから、私の創作活動はとても広がり、作品も増えました。
母が見守ってくれているのでしょう。

 

母が林に嫁に来たおかげで、私は町家キルトの創作を思いつきました。

もし、母が健康で何不自由ない幸福な人生であったなら、私は絶対町家キルトにたどり着くことが出来なかったし、手芸家としての道を歩くことはなかったと断言できます。

 

「母の人生を無駄にはしない。母が誠実に一生懸命生きた証を私が証明していく!」
そんなマイナスからプラスに転じるエネルギーがあったからこそ、今の私があります。

 

私には「町家キルト物語」という幼いころから町家キルトにたどり着くまでの記録があり、それらを以前一度だけブログに連載したことがあるのです。(今は一部を除き削除しています)

 

 

2015年のブログ「町家キルト物語」の一部→「裁縫箱の思い出
幼いころから私の傍にはずっと針と糸がありました。

私の作品には、人の心を動かすものがあるとよく言われますが、それはいろんな物語を抱えているからだと思います。
そしてその物語を針と糸で紡いでいるのです。

 

新作もきっと、物語を感じて頂ける作品になると思います。