京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。
9月に入りました。
今朝はとても涼しかったです。
緊急事態宣言中は教室は休講なのですが、今週は中級以上の生徒さん達が、ひと月間の課題を受け取りに個別レッスンでお越しになります。
一人40分~60分の個人レッスンですが、休講中の2回分ほどの説明を一気にするのであっという間に時間が過ぎます。
皆さんが、「コロナで家に篭っていても、町家キルトの宿題をしていたら楽しく過ごせる」とおっしゃってくださるのでとっても嬉しいです。
何とか課題進行を調整しながら、自粛期間に作業できる内容を、それぞれの生徒さんに合わせて考えながら宿題を持って帰って頂いています。
平和な時期ならみんなでワイワイ言いながら教室に通うのが楽しいかったのですが、コロナが始まってからはなかなか難しくなりました。
でも本来手芸は、一人でする作業で、自分を見つめるものだと思います。
針を持って一人黙々と作業をすると、いろんなことを想ったり、癒されたり。。。
腹の立つことや悲しいことも、針を持ち静かに自分を見つめる時間を過ごすと、いつの間にか気分も落ち着きます。
幼いころから私は、一人でずっとその作業をして、いろんな想いを昇華してきました。
私の教室に通って下さる生徒さんや、このブログにお越しの手芸好きな方々には、このコロナで不安な時期を、手芸をして乗り越えてほしいのです。
家で手芸が出来る環境に居るというのは幸せなことです。
母親や奥様が家で手芸をしている姿は、家族にとっても幸せな光景なのではないかと思います。
昨年から続くコロナ問題は、本当に終わりが見えなくて不安ですが、
【手芸が出来ることは幸せ】
そんなことを感じながら手芸をしてほしいです。
数年後、コロナが収束して、今制作している作品を見たとき「これはあのコロナの時期に作った作品だ」と思い返すことが出来ます。
大変な時期が、一つの作品となって残るのです。
「私あの頃がんばったな」ときっと思えて、それが自信につながります。
作品は自分自身。
だからバタバタと焦って縫ってはダメ。
一針一針大切に……