京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。
町家キルト作品をインスタグラムに投稿すると、アメリカ・ヨーロッパ・中東・ロシア・アジアなど、本当に世界中の方々が反応してくださり驚いています。
海外の方が、日本の町家を知っているのかな?
理解できるのかな?
この地味ともいえる作風のどこに魅力を感じてもらえているのだろう。。。
と、不思議に思うのですが、『町家キルト・林サヨコの世界』は海外の方々にも受け入れてもらえると実感できて、嬉しく思っています。
また、風景となれば、どこの国でも共感して頂けますね。
そしてその表現の緻密さは日本人ならではと感じて頂いているようです。
手芸は世界共通語♪
言葉が通じなくても見ただけで分かるし感動してもらえます。
そして、私の作品は、見ただけで「日本の風景・日本人の作品」と主張できます。
それは私が活動初期のころから目指していた事。
アメリカンパッチワークは世界中の方が作っておられます。
SNSで拝見しても日本人は勿論のこと、本当に沢山の国の方々が素敵な作品を投稿しておられます。
でもその作品を見たとき、その作品を見ただけで、作り手の国や地域が分かる作品は、ほとんどないように思うのです。
アメリカンパッチワークが全世界に広まったこと、それはそれで素晴らしい事と思うのですが、私は国柄や地域性を表現したいと思っていました。
町家や日本の風景に特化した作風を貫き、活動していきたいと思っていました。
そして日本の着物地のすばらしさは、世界の布の中でもずば抜けていると思うのです。
様々な素材の布を使いこなして、風景を表現している「林サヨコの創作キルト」を、もし目の前で見てもらえたら、海外の方々は大変驚かれると思います。
SNSを使えば世界中の方に知ってもらえる時代になって、コツコツと22年続けてきて良かったなと思います。
SNSで発信して今後どうなる、という事もないのですが、「日本人で面白い作品創っている人がいるよ」という事が広まって行ったら素敵だなぁと思います。
継続は力なり。
出る杭は打たれる、されど出過ぎた杭は打たれない。
この言葉を、今、苦労して何かを表現されている人に贈り、私も共に頑張りたいと思います。