いよいよ個展が1週間後に迫りました。
最終展示作品を決めました。タペストリー10点、額絵キルト18点、合計２８点となりました。
当初２５点を予定していましたが、あれもこれもご覧頂きたいと思って、厳選し（笑）３点増えました。可愛らしい小品から、ダイナミックな大作まで、１５年間の代表作が並びます。
その中で展示を迷った作品がこちら

心の森　７６ｃｍ×５６ｃｍ２０１２年制作初めて心象風景を縫った作品で、私の作品の中では異質なので展示を迷いましたが、なかなか皆さんに生でご覧いただける機会がないので、展示することにしました。
縫う事が自分の癒しになると実感した作品です。そしてその作品は、同じ思いをしてきた人へのエールにもなる。自分のキルトの道を再確認させてくれた作品です。この作品は基本はアップリケ技法ですが、とても複雑な縫いになっています。町家キルトと共に木の表現も、見ただけでは決して縫製が分からない、林サヨコ独特の世界です。まじかでご覧ください。

今回は作品の横のキャプションには、タイトル以外の詳しい解説はつけません。先入観なしに作品を見て楽しんで頂こうと思います。
その代わり、会場に作品解説のファイルを置いていますので、興味のある方はご覧ください。「伏見縫酒蔵風景」の制作工程解説のファイル、読み物として「町家キルト物語」も準備しておりますので、これらもゆっくりご覧頂けたら嬉しいです。