変化して進む

2016-01-22

Walkerplusさんに「大人のお裁縫教室」の紹介記事を掲載して頂きました。ご覧下さい。
昨年個展が終わった後、新作を作るのを一休みしている期間に、なんだかおもしろい展開になってきました。
最近のブログでもお分かりのように、私の活動に今までとは違う生徒さんをターゲットにした「お裁縫教室」という分野が増えつつあります。
今日は昨年から工房教室で始めた「「林サヨコの家庭科教室トキメキ生活力向上会」を始めるきっかけを作って下さった友達Kさんの、個人レッスンを始めました。仕事を持っている人は、なかなか決まった教室に通うことが出来ないので、都合のよい日に通える個人レッスンを始めることになったのです。立派な専門職の仕事を持ち、日々忙しくされている30代のKさんは、今まで針を持つ機会がなかったこともあり、お裁縫の出来る女性になりたい!とおっしゃっています。
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前回の教室で練習した、まつり縫いや地縫いの復習をした後、今日の作品制作はブックカバー。c0352397_19545083.jpg約2時間の講習で、基礎縫い練習とブックカバー完成!!全部手縫いですよ。
Kさんは、古布ではなく今のコットン布を選ばれて制作されました。「初心者でも基礎縫い練習を兼ねて簡単に作れて満足度が高いです!」と、とても喜んでくださいました。
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この直線縫いの簡単なブックカバーでも、初心者にしたら、玉結び・玉止め・地縫い・反返し縫い・アイロンがけ・待ち針の打ち方・糸の長さ・・・・などいろんな基礎縫いが含まれ覚えることがあるのです。それらのコツというものはなかなか、本やネットでは分からないものです。針を持つ習慣のなかった人に、生活に必要なお裁縫を教え、針の楽しさを伝えていくことも私の出来る仕事だと、周りの人に気づかせて頂きました。
創作活動を長くしていると、いろんな変化を迎えます。町家キルトからいろんな変化が表れて来て、縫いの可能性は広がっていきます。
変化を楽しみながら進んでいこうと思います。高度な縫いを追求する町家キルトの世界と、針の持ち方玉結びから教えるお裁縫教室。この両極端の世界を持つ事が出来た私の先に何があるのか楽しみです。