天職

2016-04-29

昨夜は、洋服の補修に必要な、まつり縫いをいろいろ練習して頂きました。

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ななめまつり・たてまつり・奥まつり・千鳥がけ

最近の既製服の多くは、ボタン付けも裾かがりもミシンでされていますが、ミシンで仕上げたものは一か所糸が切れると、プルプル…と糸がほどけてしまいます。その点、手縫いのものは、丈夫でほつれにくいのです。生徒さん達は、熱心に習って下さり、2時間がすぐに過ぎました。町家キルト教室の生徒さんは年配者が多くて、60代から上は80代までおられます。基礎のお裁縫が普通に出来る年代の方。花嫁修業でお裁縫は必須だった年代ですね。
20代から80代の方に、その方に合わせたレベルの縫いを指導できて、いろんな年代の方に縫いを通して関われることは、本当に嬉しいです。
作家として高度な作品を創り続ける創作活動と、講師として人に縫物の楽しさを伝える活動。【縫い】という天職に巡り合えて、幸せです。

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