8月8日には、StudioMacCa で作品の写真を撮って頂きました。
スタジオに伺ったのは2015年の個展のDMに使う、「伏見縫酒蔵風景」を撮って頂いてから2回目、2年ぶりです。
スタジオ内は機材が沢山ありとてもカッコいいのです♪
今回は、作品集とWebサイトに使用する、出来立ての新作を含むタペストリー13点と、額装作品5点の撮影でした。
それと、私のプロフィール用の写真も撮って頂きました。
作品を下に置いて、カメラを高い位置に設定し、シャッターを押していかれます。
シャッターを押すとすぐにパソコンのモニターで明るさなどを確認されます。
モニターに入った、縦横の線に合わせるように画面を見ながら、
作品を微妙に引っ張ったり、寄せたりして正確な形に直していきます。
この数ミリの歪みを直す作業で感じた事ですが、柔らかな扱い難い、
数センチの小さな古布を縫い合わせて大きなサイズにまで縫いつなげた作品が、
修正不可能なほどの歪みがないという事です。
床にピタッと張り付いたような出来上がりに皆さん驚いておられました。
プロの方の仕事を見ていると、本当にてきぱきされてて、素敵ですね♪
私は、ウロチョロ、キョロキョロしながら、スタジオ撮影を楽しみました。
全体を撮った後は、この作品のここを見てほしい!と私が指定したところを部分アップで撮って頂きました。
作品集とWEBサイトを制作して下さる gridGraphic のデザイナーO様も、撮影に立ち会いディレクションして下さり、カメラマンM様とアシスタントカメラマンK様、合計3名に関わり撮って頂き、1日がかりの本当に恵まれた撮影でした。
私の作品で、特に大型タペストリーは果てしない時間をかけた、2度と同じものが縫えないものばかりです。
かけがえのない宝物です。
古布を使用していることから、劣化や退色は免れない事です。
何度も展示を繰り返していくと、どうしても痛みが出てきます。
また災害や火事、作品輸送中の交通事故などに遭遇してしまったら、
私の人生をかけた作品はこの世から無くなってしまう、という想いがいつもありました。
今回このようにプロのカメラマンによる詳細な画像データが残せたことは、本当に嬉しく安心しました。
これらのデータがデザイナーさんにバトンタッチされ、作品集とWEBサイトに生かされていきます。
どんな風に出来上がるか、皆様も楽しみにしていてくださいね!