新しい表現 がまぐちキルト

2017-09-29

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

タペストリーと額装制作を続けてきて、今まで袋物や小物の制作はしていませんでしたが、昨年、がまぐち作家 mie さんと出逢ったことがきっかけで、最近こんな作品を制作しました。

【町家のがまぐち】大きさが写真では分かりにくいですが、小ぶりのハンドバックくらいの大きさです。

がまぐちのお仕立てはすべてmieさんがしてくださるのです。工房で作業していただきました。口金をはめることが難しいのですが、mieさんはスイスイと作業されていました。その日の事はmieさんのブログでも書いて下さっています。

【北山杉のがまぐち】このデザインは四季で展開できますし、杉山ではなく広葉樹の山でも表現可能です。紅葉の山のがまぐちも、秋用に作ってみようと思います。

中も可愛らしい着物地を使用。

 

こちらは、この度のホームページリニューアルや、作品写真集制作にあわせて、トレードマークとして縫った【サヨコ椿】です。額縁のヤマモトさんに額装して頂きました。

町家キルト工房の作品の額の裏側には焼印が入ります。職人さんが額装が終わった額に一つ一つ丁寧に押してくださいます。

 

この椿のデザインをがまぐちにすると、こんな風に♪

【椿のがまぐち】可愛らしいですね!

 

中は渋めの赤。

試しに作ったこれらのがまぐちを周りの皆さんに見せたら大変評判が良く、私もその反響に驚きました。

教室の生徒さんに見せたら「作りたい!!」と言われたので、教室の教材やワークショップなど今後考えていこうと思っています。

これらの作品は、美山かやぶき美術館の個展で発表しますね。今後は、がまぐち作品も作っていこうと思います。

技術を凝縮したがまぐちキルトの世界は、なかなか面白いです。額装作品と共に新たな作風として、mieさんに協力して頂き、がまぐちとキルトのコラボ作品をいろいろ作ってみようと思います。

素敵な出逢いから、Sayoko Quilt も広がっていきます。