京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。
美山個展の素敵な思い出を一つ。
かやぶき美術館の裏山に、落ち葉を踏みしめて坂を上がると、キノコのような形の休憩場所がありました。
私のお気に入りの場所で、その場所から見おろすかやぶき美術館や、村の光景を見るのが好きでした。
ここでお昼のお弁当を食べようと思いながら、在館日は来客が続き、この場所でお昼休憩をすることは残念ながら出来ませんでした。
でも、友達が来てくださった時は、そのキノコの裏山を見てほしくて案内してました。
お世話になってる方が、小学三年生の息子さんと来てくださった時、息子さんをキノコの山に連れてあげました。
落ち葉が一杯の坂を登りながら、その男の子が、突然小さな声で、「森のくまさん」を歌いだしたのでした。
「ある~日、森の中♪ くまさんに、出逢った~♪」
そう!その裏山は、森のくまさんの歌を連想する場所なんです♪
男の子が歌いだしたその瞬間、とても懐かしい記憶が蘇りました。
昔、私が2〜3年生の頃(ちょうど、その男の子の年齢位の時)、学校で習った「森のくまさん」を、母と一緒にお風呂で輪唱しながらよく歌った記憶があり、とても大切な懐かしい思い出です。
その日、初めて出逢ったその子と、森のくまさんを歌いながら落ち葉の坂を登りキノコの山へ行きました。
落ち葉の裏山を歩いて、森のくまさんを歌いだした可愛い坊やと、ほんの数分の散歩でしたが、とても幸せな気持ちになり素敵な思い出となりました。
あの男の子も、あのキノコの山や、美術館の作品展を覚えていてくれたら嬉しいなぁ。。。
美山はもうすぐ雪景色ですね~。