細密画キルト額、試作品できました。蝶々と格子。

2018-01-16

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

先月のブログで書いていた、額縁のヤマモトオリジナルのミニアチュール額の作品「細密画キルト」を試しに縫ってみました。

小さい額ですけれど額の裏には、町家キルト工房の焼印も入っています。私の作品を担当して下さっている職人さんが、作品の貼り込みが終わったら、1点ずつ額の裏に焼印を入れて下さるのです。焼印ロゴの事を書いたブログはこちら

 

 

細密画キルトはまだ試作品ですが、左の蝶々のサイズは8cm×5.5cm。
以前から蝶々のデザインを縫ってみたかったので、昨夜、思い立って寝る前にササっと試しに縫ってみました(笑)

このサイズで縫うのであればこのくらいの単純な感じでしょうか ? いやいや、単純すぎて物足りないので、もう少し凝ったのも縫ってみようと思います。

右の格子のサイズは、6.5cm×6.5cm。格子の紐は2㎜~3㎜幅の出来上がりです。この小さなサイズの額にピタッと入れるには、真っ直ぐ歪まずに紐をまつるのが、なかなか難しいです。

京都の町家の格子は、職業によって格子の形状が変わります。この形状は糸屋格子と呼ばれています。他の形状の格子戸も縫ってみようと思います。

大作タペストリーを縫いつくしているので、その作品から抜き取ったミニアチュールは、いくらでも縫いたいデザインが浮かびます。

町家の部分アップの細密画キルト(極小キルト)作品も増やして、京都の手芸家(キルト作家)としてのこだわりをもった作品を今後もいろいろ創っていこうと思います。

ミニアチュール額作品は、来月の西利展でいくつか展示しますのでご覧くださいね。