京の温所(おんどころ)岡崎に宿泊しました。

2018-05-03

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

式会社ワコールが、京町家をリノベーションした宿泊施設、「京の温所 岡崎」を、4月28日にオープンされました。

早速お友達と泊まりに行きました。

 

平安神宮京都市美術館のすぐ近くの、閑静な住宅街にあります。

この町家はしばらく人が住んでいなかった家で、ワコールが持ち主から借り上げて改築し、10年~15年後には持ち主にお返しするというプロジェクトの第一号なのです。町家を後世に残したい、、でも維持や改築には大変な負担がある、、という家主さんにとって、とても有難い素晴らしい取り組みです。

 

中に入ると、本当に親戚のおうちに泊めて頂くような、穏やかで温かな雰囲気が一杯です。古い柱や梁など、使えるものはそのまま使ってあって、町家もきっと喜んでいるなと感じました。

 

友達がお花を活けてくださいました。

好きなお花を飾って、自分達だけの空間を作ることが出来ます。

 

持ち寄ったお土産のケーキでお茶の時間♪

改築したての、木の良い香りが漂うおうちで、楽しい集まりができて、これから始まる楽しい一夜にワクワクしました。

 

滞在型の施設なので、お台所もあり、調理器具や食器も全て整っています。
食材を買い込んで、皆でお料理をしました。

調理器具も本格派 !!

 

友達が作ってくれたアクアパッツァ、美味しかったです!

 

友達が三条商店街で買ってきてくれた京のおばんざいも、懐かしいおばぁちゃんが作ってくれたような優しい味で、美味しかったです。

 

私は、「生ぶしの炊いたん」の調理指令を突然受け、久しぶりに作りました。ちょっと見てくれは悪いのですが、なんとか美味しく出来ました(笑)

 

ほっこりする京町家での楽しい集いは、人も時間も気にすることもなく、夜更けまで続きました。

 

ゆっくりお風呂に入って、さぁ寝ましょう。。

 

寝室は2部屋ありました。私はベットで眠りました。この部屋は天井が高く梁が見えていて、とても素敵でした。外の音も聞こえず、とても静かに眠ることが出来ました。

 

朝は平安神宮に散歩に行きました。

 

京都に住んでいますが、朝7時の平安神宮なんて、なかなかいけません。人も少なく、地元の方が犬の散歩をされていたり、のんびりとした京都の朝を楽しみました。京都人でも楽しいのですから、地方の方にとってはとても素晴らしい時間になると思います。

 

散歩から帰り、近くのパン屋さんで買ったパンと新鮮なお野菜で朝食。なんて贅沢な時間でしょう♪
心も体もリフレッシュ!

 

本当に素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。素敵な町家で、地元のお店でお買い物して、皆で作った美味しい食事♪ 楽しい合宿のような、素敵な時間でした。

 

昨年から本当に忙しく、またいろいろと新しい出来事に心が落ち着かない日々でしたが、神様からの贈り物のような素敵な一晩を過ごすことが出来て幸せでした。

オープンしたばかりの 「温どころ 岡崎」。これからいろんな人々が、ホテルとは違う滞在型の楽しみ方で、このおうちを利用して下さったらいいなぁと思います。

この町家はきっと、大切に守ってくれた人々の想いを、癒しという形で宿泊した方々に伝えてくれることと思います。
私の町家キルト作品に通じるものを感じました。

京都の親戚のおうちのような、温かな心のこもった宿泊施設でした。皆様も是非、体験してみてください。