木彫作家竹内勢津子さんの作品展に行ってきました。

2018-05-20

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

5月20日(日)は、お友達の木彫作家、竹内勢津子さんの作品展に行ってきました。

竹内勢津子 作品展 ~木とつながって~

2018年5月18日(金)~27日(日)23日は休廊
10:30~18:00(最終日17:00)

ブリコラージュ 大阪市大正区南恩加島2-11-17

作品展の詳しくは竹内さんのブログをご覧ください。

 

竹内さんには、私の針山ケースを彫って頂いています。

この欅の針山ケースは、私の仕事には無くてはならない大切な道具です。HPにも使用しているお気に入りの写真です。※photo by Studio MacCa

 

そして私のお守りのお地蔵様も!

可愛いでしょう? 私の所に来て4年経ちました。艶々してます♪
※この写真は、以前、「美山かやぶき物語」の作品の前で撮ったものです。

 

 

 

元家具工房だったという素敵な会場には、可愛い猫や、お地蔵さん、アクセサリーなど、竹内さんの細やかな手彫りの作品が並んでいました。

木彫りとビーズが組み合わさった作品など、新しいデザインも沢山ありました。沢山の作品を見ると、これらの作品を彫り上げるまで、竹内さんがどれほど時間をかけたか、どれほど座り続けたかが伝わってきて、なんだか感動しました。物づくりをしている者同士にしかわからない感覚だと思います。

 

お話会とワークショップに参加しました。お話会では、仏師だったお父様のお話や竹内さんの修業時代のお話など、竹内さんの原点をお聞きすることが出来ました。

ワークショップでは、竹内さんの本格的な道具をお借りして、雫形のペンダントを彫らせていただきました。

四角い欅の木を、竹内さんが荒断ちして下さり、その角張った所を、刀でコリコリと彫っていきます。

普段は針を持っている手が、今日は刀を !!

竹内さんに手伝って頂きながら、コリコリ・・コリコリ・・と約2時間集中して彫りました。

完成!!

彫刻刀を持つのは、中学以来の事ですが、良く研がれた刀は、硬い欅の木でも彫り易かったです。

彫っていると、なんだか人の形に見えて来て、母かな ? と思いながら彫りました。

そんな事を想いながら彫ってると竹内さんも「林さんの、人の形に見える ! お母さんやね。」とおっしゃって下さり嬉しかったです。

欅は時間が経つと、色艶が増していくので、それも楽しみです。大切にしたいと思います。
完成してから教えて下さったのですが、このペンダントに選んだ欅の木は、針山ケースに使って頂いた欅と同じ木の塊から取ったものだったそうです。それを知ってさらに嬉しく思いました。

 

実は23日、TVの取材で手のアップを映すことになっているのです。刀で切ったら大変だと、少し心配していたのですが無事に彫ることが出来て良かったです♪

素敵な一日を過ごすことが出来ました。竹内さんの頑張りに接して、力を頂きました。
竹内さん、ありがとうね!!