京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。
先週はラ・ネージュさんで開催された、桂塩鯛師匠の独演会に伺ってきました。
演目は地元の伏見を舞台にした「三十石夢の通い路」
この写真から見ても分かるように、最前列真正面というほんとうのかぶりつき!!のお席で拝見させていただき、貴重な経験をさせて頂きました。
プロの落語家さんの臨場感あふれる話術は、まるで映像で見ているような、自分も三十石船に乗っているような感覚でした。落語を聴いて沢山笑い、終わってからも師匠を囲んでお話する時間もあり、本当に楽しいひとときでした。
塩鯛師匠はとても気さくな優しい方で、写真も一緒に撮って頂き嬉しかったです。
今、言葉の勉強をしているのですが、大切な事は、相手がイメージできる話し方をする事。
相手にイメージしてもらうには自分がその風景を充分思い描いて話をする事。
そうすれば相手の心にずっと残るという事です。塩鯛師匠の落語を聴いて、このことを再確認しました。
私がキルトを縫う時も、自分がその風景に入り込んだような思いで縫っています。
その作品には、いろんな想いや物語が詰まっているのです。
だから私の作品を見た方が、「物語が聞こえるようだ」と言われるんだな。そしていつまでも人の心に残るんだなと思いました。
表現の形は違っても、根幹は同じなんだと思いました。
だから、私はその想いを共感できる「表現する人たち」が好きです。