手芸家として、人のためにやれること

2018-11-22

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

何度かブログで書いていますけれど、今年私は言葉のスキルアップに取り組んでいました。

7月から通っていた言響表現塾も、来月12月15日で最終となります。
最終日には、メンバーそれぞれが15分間の発表をします。

心に響く言葉で自分の想いを伝える。
自分の伝えたいこととは何か?
自分を見つめて、過去を整理して、この数か月かけて作ってきた原稿が出来上がり、今は原稿を暗記している段階です。

 

今月は大阪第3期言響表現塾のメンバー達と、いろんな課外授業を楽しんできました。

11月11日は、名古屋で開催された宮北結僖先生の一人芝居「鏡の法則」を観に行きました。

 

 

 

最前列に座らせていただき、先生の迫力ある演技に引き込まれていきました。

お芝居の世界に引き込まれながら、頭の中では、自分の大切な人たちが思い浮かぶという不思議な感覚で、涙が溢れました。

 

 

公演を観た後で、言響表現塾第3期女子メンバーと。
年齢も職業も全く違うけど、心ゆるゆるで接することが出来るとっても素敵な仲間♪

 

翌週18日には、落語に行きました。


言葉のスキルを学んでいる私たちは、落語の所作やせりふの一つ一つが大変勉強になりました。

食事会では、みんなで落語を見た後の感想などを言い合いとても楽しかったです。
同じ目標をもって勉強している者同士、会話も充実しているのです。

手芸とは全く関係のない仲間との出逢いは、とても刺激になりました。

 

そしてこの半年で私はまた一つ、階段を上れたような気がします。
私がやっていきたいことを再確認して、自信がつきました。

 

12月15日の15分の講演発表。
私の講演は「大切な人や物を失って、喪失感を抱えている人」に「心のよりどころにきづく」というお話をします。

母の介護と看取りを経験したことで私自身が気づいたことをお話します。

講演に合わせて、町家キルトを制作しています。
私の家を縫いました。講演する時に後ろに飾ります。

 

【私の作品と言葉が、誰かの力になれたら、母の苦労と、私のこの哀しみは無駄にならない】
母が亡くなった時、心に誓ったことが、現実になってきたことが嬉しいです。
※母が亡くなった直後に書いて投稿した長文ブログは、あまりに内容が濃すぎたために公開1か月で削除しました。あのブログを覚えて下さっている方もおられると思います。

 

「手芸」と「言葉」という、全く違う世界を私は繋げることが出来ました。
手芸家として、人の為に私が出来る事、私の個性が輝く事をやっていきたいです。

『林サヨコの創作キルトの世界』『sayoko.quilt』の輪を広げていきたいと思います。