2018年の教室仕事納め、そして「心のよりどころ」

2018-12-21

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

今週は町家キルト教室の各曜日の、今年最終のお稽古日が続きました。
先月お楽しみ講座として開催した『椿のがま口』が、仕立て上がって届きました♪

がま口講座に参加された17名それぞれのがま口。いろんな椿が咲き乱れています(≧▽≦)

「使うのがもったいないから、しばらく飾っておく。」と皆さんおっしゃっていました。お正月に飾っておくのもいいですよね~♪

各自が好みで選んだ中布も可愛いですね。がま口作家のmieさんが、それぞれ柄違いのミニ風呂敷にラッピングして届けてくださり、皆さん大喜びでした。

それぞれの風呂敷に置いて、口をあけて写真撮ったら、お正月の獅子舞に見えました!
来年からも、また可愛い小物を考えて、お楽しみ講座を開催していきたいと思います。

 

 

15日に言響表現塾の講演発表会が終わったので、今週の各教室の生徒さんには、私が取り組んでいた、15分の講演「心のよりどころ」を聞いて頂きました。

いつもはそんな余裕の時間がないのですが、今週は皆さんの作品の制作がひと段落ついていて、幸運にも時間が取れました。
今年最終のお稽古日にお話できて良かったです。

 

みんなとても感動して下さいました。
自分の大切な人を思い浮かべ涙を流して下さる方もおられました。

 

 

私が活動している町家キルトは、大切な家を無くしたとしても、大切な人を亡くしたとしても、その思い出を作品に表現できる。

 

家族が着ていた着物地を使えば、その作品の中にその人が生き続ける。
縫うという日々の中で悲しみを昇華出来る、、、という事を伝えています。

講演で、大切な人や物を失くした人に向けて話をした「心のよりどころ」は、町家キルトに通じる内容でした。

教室の生徒さん達も、それぞれ大切な人を亡くしておられます。そんな中で町家キルトを制作されて前向きになって下さっています。

町家キルト教室での思い出を「心のよりどころにする」とおっしゃって下さる方もおられて、本当に嬉しかったです。

 

教室の生徒さんは、作品についても良く理解して下さっているし、また日々の私を見て下さっているので、私の今年の頑張りを凄く分かってくださり、労ってくださいました。

 

今年は、自分磨きの1年でした。
作品と言葉で人に勇気を与えていきたい、そんな活動が私には出来る!と実感した、充実した1年となりました。

 

友達が言ってくれます。
「ハヤ(私の学生時代のニックネーム)、ホンマに変わった。堂々としてる。ハヤが人前で話するなんて考えられない!」と。

人は幾つになっても変われる。それは向上心と努力と、周りの人からの影響が大きいです。
いつも心のアンテナをはり、5年、10年先を見て、今出来る事を頑張ることが大切です。

 

講演の内容は2011年前後の話でした。私が一番辛かった当時を知っている人は、私が変った事を分かってくださることでしょう。
当時の表情と今では、自分でも全く別人のように思います。

あの頃の私のように辛い思いをしている人に、作品と言葉で元気を与える人になるのが私の目標です!

林サヨコ、Sayoko の世界を広げていきますね。