ハギレの用意と、着物ほどきの楽しい時間

2019-02-14

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

教室展で販売する着物布(絹・麻・木綿・中には化繊もあります)の準備をしました。

私が作品で使った布達です。古い着物地ですから、他には絶対にないこの世に一つの布ばかり。

 

私にはどんどんと布が集まってくるので、素敵な布であっても手放していかないと、保存場所がありません。私にとって布達は作品にすることが前提で、布だけをコレクションすることはしないのです。

大切な布達を、3月の教室展で販売しますので、是非作品を創ってみてくださいね。

 

 

このように新しいタペストリーを制作する前に布の整理(断捨離)をして、保存場所を確保し、新しい布の準備をしていくのです。

昨年、工房に集まって来た着物達♪
約50着ほどあります。

これほどの着物が、なんのお願いをすることもなく、自然と集まって来てくれることが奇跡です。
いつも私が落ち込んでいる時や、制作が滞っている時に素敵な着物が工房に届くのです。
「これで作品を縫いなさい」と神様が与えて下さっているような感じです。

「材料を集めるのが大変ですね」とよく人から言われますが、私は材料に困ったことが全くありません。
制作の途中で布を買い求めたり、探し回ったりという事が全くなく今まで来れました。
作品を縫い始める前に、必ず必要な布が届くのです。
感謝しかありません。

この大量の着物をほどくのには体力と時間がかかります。
タペストリー作品の制作に入ったら、このほどきの仕事は出来ないので、タペストリーの制作に入る前の仕事となります。

今までずっとこれらの作業は一人でやってきましたが、これほどまで大量になってくると、一人では大変です。

見かねた友達が、「手伝わせてほしい」と声を上げて下さいました。
お言葉に甘えて、お友達2人にSOSを出し、ほどきのお手伝いをして頂く事にしました。

3人でおしゃべりしながら、着物をほどいていきます。これがとても楽しいのです♪

 

10:30から来ていただき、お昼は近くの「西海」という中華料理店で、名物皿うどんを食べて。

 

午後からもどんどんと、ほどいて、ほどいて。。。。

おしゃべりしながら、ほどいて、ほどいて。。。

おやつをはさんで、ほどいて、ほどいて。。。。

17:00解散(笑)
本当にご苦労様でした。

 

私は晩御飯を簡単に済ませ、一人でまたほどいて、ほどいて。。。

ジャジャジャジャーン!

約50着、ほどき完了しました!!!
あー、疲れた(笑)

 

着物解体作業の次は、洗いです。
洗い作業はもう少し暖かくなってからにします。

その時は、また二人がアイロン持参で来てくれるそうです(≧▽≦)
作品を縫う環境をみんなが作ってくれて感謝感謝です。

 

みんなに、全てに、ありがとうございます!