町家キルト工房教室作品展、ふりかえりその3「継続は力なり」

2019-03-22

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

 

毎朝、ぎゃらりぃ西利に行く途中にある、仲源寺におまいりしていました。

「祇園で作品展を開催させて頂きありがとうございます。今日もよろしくお願いいたします。」とご挨拶♪

 

1週間の作品展、今回も私は開場から閉場まで全日在廊しました。
これは、個展や生徒展など、自主開催する作品展では必ず在廊しようと、初期の頃から決めていることです。

生徒さん達は「毎日立ちっぱなしで疲れませんか?」と心配してくれますが、毎日が楽しいので、疲れることはありません。

 

今回も「先生の堺町画廊の個展の時からずっと来ています!」という20年来のファンの方も沢山お越し下さり嬉しかったです。

町家キルトファンの方は、作品を見る事と同時に、私に会う事も楽しみにしてくださっているので、私が出来る限りは在廊していようと思っているのです。

 

17日には、言響表現塾の代表、宮北結僖先生もお忙しい中お越し下さいました。

先生がメルマガに作品展の事を書いて下さっています。

 

以下先生のメルマガから転載

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京都には講演に呼ばれて行ってきたのですが、

その前に言響メンバーでキルト作家の「林サヨコさん」の展覧会へ。

京都の町屋を緻密な手縫いで縫われています。

★町家キルト工房 教室作品展(3/19まで)
https://www.hayashisayoko.com/info/4369.html

もうね、圧巻です。

ご興味ある方、是非観ていただきたい!

ものすごく細かくて気が遠くなりそうな作品の数々です。

今回生徒さんの作品も飾られていたのですが、

そこで面白い話を聞きました。

見ている風景は同じ。

同じ町家をデザインしています。

それを生徒さんが作成される時、

サヨコさんはこう指導されるそうです。

*季節はいつ? 何時ころ?

*この家には誰が住んでいるの?

*この扉を開けると、誰がいて何をしているの?

*そこではどんな会話をしているの?

これらを考えさせ、

その思いを一針一針キルトに込めていくのです。

するとね、同じ町家でも違うの。

空の青さや

町家の隣にある松の木のしげり方や

扉の大きさや格子の隙間やら

同じ町家なのにみんな違う。

表現も全く同じなのね。

書かれている言葉は同じ。

我々は「行間を読め」ってよく言うんだけど、

その言葉からにじみ出てくる映像を感じながら表現します。

すると同じ文章でも表現法がみんな違う。

「自分は何を感じるか?」

「自分は何を思い浮かべるか?」

そこから出てくる「自分ならではの表現」

なんでも同じです。

みんな違って、みんないい。

これから益々必要なことです。

さあー、感性がビンビン研ぎ澄まされたところで

講演会場に向かいます(つづく)

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こんなふうに紹介して下さって嬉しいです。
宮北先生に出逢って、話し方を勉強した事で、「作品解説会をしよう。作品と言葉、両方の表現活動をしよう。」と思ったのでした。

 

ギターリストの溝淵先生、デザイナーさん、カメラマンさん、染色家の先生など、日ごろお世話になっている方々、そして友達が続々と会場にお越しくださいました。

 

創作活動を続ける事で、いろんな職業や、いろんなジャンルのアーティストさんとの出逢いがあり、その出逢いのお蔭で町家キルトの世界は広がっていきました。

『継続は力なり』この言葉を、座右の銘として、これからも一針一針精進していきますので、応援して下さっている皆様、今後ともどうぞよろしくお願い致します。