京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。
12日は研究会クラスの教室でした。
研究会の会員は現在4名です。
教室のカリキュラムを全て修了し、建物や景色を、「縫えるかどうか」という目で見て、布の選別が出来る人達です。
町家キルト教室に入会されて、7年~13年在籍して下さっています。
まだまだ指導が未熟で悩んでいた時、病気をした時、母が亡くなった時など、それぞれの悩みの中で作品を制作してきた私の創作人生を温かく見守って下さってきた方々です。
今では良き相談相手や、教室の助手にもなって下さいます。
そんな会員の方から、昨日素敵なアイデアを頂きました。
その方は、次の作品はお母様との思い出のあるお花をデザインしたタペストリーを縫われます。
「先生のロゴに使われている椿のように、私も自分のお花を縫ってみたいのです」という言葉♪
私は昔から赤い椿の花が好きで、椿をキルトで縫って、ロゴマークにしてHPやその他印刷物に使用しています。
椿のがま口を作った事もありました。
ミニ椿のがま口は教室のカリキュラムに入れました♪
これを作った生徒さん達は「もったいなくて使えない~♪」とおっしゃって喜んで頂きました。
赤い椿の花ことばは「控えめな優しさ・控えめな美しさ・誇り・気取らない魅力・見栄を張らない・慎み深い」などです。
私のパーソナルカラーは冬色で、それをイメージする代表的な花も椿なんです。
深紅、緑、白、黄というコントラストの強い配色も私がとても好む色になります。
山本周五郎の「五辨の椿」という小説も好きです。
私が椿を好むのを知る人たちは、椿のデザインの小物があるとプレゼントして下さったりして、
町家キルト・林サヨコ=椿
というイメージを持って下さるようになりました。
そこで考えたのが、研究会の生徒さん達にも、自分の好きな花を、ロゴ(トレードマーク)のように制作してもらおうと考えました。
長く教室に通って下さっている生徒さんに、町家キルトに通った証として自分のお花をデザインしてロゴにする。。。
自分のトレードマークのお花の小物を作って、お友達にプレゼントしたり出来ますね。
とっても素敵ですよね~♪♪
次回の教室展では、研究会のコーナーにそんな花の作品を飾れるようにしましょう!!とワイワイお話しました(≧▽≦)
教室開講当初は、「私は町家しか教えない(教えられない)!!」と頑なに思っていましたが、20年の月日が流れ、今では風景や花まで指導するようになりました。
私の作風もどんどんと変わっていきました。
教室のカリキュラムも、生徒さん達のアイデアのお蔭で楽しく進化していきます。
町家キルトの進化を、皆さん楽しみにしていてくださいね(≧▽≦)