京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。
ブログや instagram で、日々の想いや作品を投稿していると、いろんな方々の目に止まっているようで、有難く思っています。
昨日、フランスの大学の先生(日本人)から、HPのお問合せフォームからメールを頂きました。
日本語を学んだ学生さんの卒業文集の表紙に、私の作品の写真を使わせてもらえないか?という内容でした。
ネットで見つけた私のタペストリー作品「南禅寺水路閣」が、「数年間日本語を必死に学んで、詩歌を読めるほどにもなった学生たちの卒業の門出に、とても相応しく思われた」という事でした。
フランスの大学の卒業文集の表紙に、私の作品が印刷されて、頑張って来た生徒さん達の門出の文集になるなんてとっても素敵♪
勿論快諾しました。
海外のどこかで、私の作品が誰かの役に立っている。
想像しただけでワクワク胸がときめきます。
京都の伏見の小さな町家から、コツコツと発信していることが、海外の方の目に止まりました。
ネットの威力を感じます。
私の作品写真が、本の装丁デザインや商品の印刷物(CDジャケットやパンフレット・包装紙デザインなど)に使ってもらえるようになれたら、、、、という希望を以前から持っていました。
今回のお話を受けて、「あー、私の作品写真を本の表紙デザインに使いたいと思って下さる方が実際にいるんだ。」という事が分かり嬉しかったです。
また一つ未来に向けて、希望が持てました。
そして、今日はもう一つ、来年に向けて、ある素敵なアーティストさんとのコラボの打ち合わせに行ってきました。
来年の目標が出来て、更にやる気が湧いてきました。
部屋の片づけ、断捨離が終わった時、素敵な出来事が次々舞い込んできました。
やはり身辺を整理整頓することで、新しい出逢いがあったり、前向きな状況に変化していくんだという確信が持てました。
部屋も布も、気持ちも新たになったタイミングで、新作の縫製を開始しました。
綺麗に整理した材料箪笥と、竹籠にスタンバイした布達♪
古い布を扱っているからといって、くしゃくしゃの布や糸くずだらけの布を引っ張り出して使っているようではダメなんです。
このようなスッキリとした作業台の状態から毎日の楽しい作業が始まります♪
お部屋も、心も、乱雑な状況では、良いものは作れないと思います。
大作タペストリーを縫い始める時は、小品作品とは違う意気込みがあります。
完成予定サイズは、縦200cm×横180cm
制作期間は約1年を見込んでいます。
新しい縫製技法と表現方法を考えたので、それを今回やってみようと思っています。
デザインや内容は、2020年の創作20周年記念作品展まで、非公開です。
部分的な進捗状況は、instagram を中心に投稿していく予定です。
前回大作タペストリーを縫い上げた時「もう、タペストリー制作はしんどい。もう大作は縫わない。」と言っていました。
その時ある友達は「今はそんな事言ってるけど、きっとサヨコさんは、また縫いたくなるよ。その時が来るまでゆっくりしたらいいよ。」と言ってくれました。
やはり、大作が縫いたくなりました(笑)
大型タペストリー制作がある日常が、私にとって一番充実しています。
これから1年、未来の私を思い描いて、毎日縫いの日々になります。
朝起きて縫うものがある喜び、一日が終わって今日も縫えたという感謝・・・by Sayoko