緑色の古布、縫う事は私の天職

2019-06-29

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

お友達から、緑色の着物を頂きました♪

有り難い事に、綺麗に解いて下さっています。

 

今、制作中のタペストリーは、最後の過程で緑色の布が沢山必要です。
すでに沢山持っていますが、また素敵な布達が仲間入りです。

タペストリーの制作を始めると、本当にいつもこんな風に、必要な布が前もって集まってくるのです。

 

私の作品は、町家や建物を表現する事が多いのですが、特徴として、緑の森や山で全体をまとめる作品が多いです。

それを知る周りの人達が、いつも気にかけて緑の布を集めて調達して下さるのです。

 

緑色の古着物って、東寺の弘法市で探してもなかなか見つからないものですが、お陰様で私の材料箪笥には、四季折々に使えるいろんな緑色の着物が沢山集まっています。

 

タペストリー制作には、数百種類の着物地が必要なのに、自ら探しに出かけなくても、自然に集まってくるという有り難い環境にいます。

よく人から、「布集めが大変ですね!」と言われますが

「いいえ、ぜんぜん大変ではありませんよ」と即答しています。

本当に、創作活動を始めて以来、材料の布に困ったことはありません。

 

材料に困ることなく、全く不自由なく、材料箪笥の引き出しを探せば必要な布が入っています。

いつも目に見えない誰かから、縫う準備を整えて頂いてます。
私は縫うために生まれて来たんだ、縫う事は天職なんだと感じています。

縫う事が天職なんだと言い切れる私は本当に幸せです。