座右の銘・学生時代に恩師から頂いた言葉

2019-12-02

京都のキルト作家、手芸家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

早いものでもう12月に入りました。
気分的にもあわただしくなってきますね(≧▽≦)

今年は制作年でしたので、春からずっと新作タペストリーの制作を続けています。
トップが完成し、今はキルティングの日々です。

 

今回の作品もなかなか凝っていまして、、、

落としキルトは、はんぱなく大量です(≧▽≦)

全体像をお見せしていないので、構成がなんだか良く分からないと思いますが(笑)、キルティングが終わった後、まだまだ作業があります。

今やっているキルティングの部分や、木の枝の部分がほとんど見えなくなってしまう予定です。

見えない部分に、なぜそんなに手を掛ける必要があるのか?と思われるかもしれません。

でもこの見えない部分に手を入れるのが、私の作品の特徴の一つですね。
この途方もない作業が私にとって、とても大事なところで、この部分がきっと見た人の心を動かすんだと思います。

 

新作の制作工程や、私の作品については、ブログよりインスタグラムの方が頻繁に更新していますので、インスタグラムもご覧くださいね。

ブログを始めて、もう10年程、インスタグラムは3年位です。

インスタグラムで私の作品を初めてご覧くださった方は、大変驚いて下さいます。特に国内より海外の方が、とても敏感に反応して下さって、よくコメントを下さいます。

ポルトガル語やアラビア語など全く分からない国の方でも、絵文字で気持ちをやり取りできるのがSNSの良い所です(≧▽≦)

私や、私の作品について、なんの予備知識もない方が、写真だけで感動して下さることが嬉しいです。
日本の風景や、私独特の色彩感覚や細かい手仕事は、外国の人に伝わっている様に思います。

インターネットのお蔭で、全国的には無名で活動が少なくても、伏見の工房に居ながら世界に向けて発信し、作品を知って頂く事が出来ています。

日々のコツコツとした投稿が、だんだんと大きな広がりになって行けばいいなと思います。

 

作家にとって、なんのしがらみもない、掛け値の無い目で、作品を評価して頂くことは、本当に嬉しく励みになります。

 

高校時代、担任からの大学進学の薦めを断り、洋裁を勉強するために「専門学校へ行く」といった時、担任の先生が

「林さんが、‟名より実を取る”ことに、感動した」とおっしゃって下さったことを、最近よく思い出します。

また、中学の時の担任の先生は私に

和して同ぜず

という言葉を下さいました。

 

この二つの言葉は、10代の頃はなんだかピンとこなかったのですが、今となってはとてもずっしりと心に響きます。

学生時代の担任の先生方が、私の先を見て下さっていたことに感謝です。

この二つの言葉は、事あるごとにずっと私の座右の銘となっていて、私のものの考え方や行動に、とても影響を与えてくれました。

 

特に創作活動を始めてからは、この言葉を胸に頑張ってきました。

 

自分の想いが形になる、タペストリー作品が2020年にはまた一つ増えます♪
年内に落としキルトまで終えたいと思っています(≧▽≦)