京都のキルト作家、手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。
11月の個展では、「町家キルト」「風景キルト」「樹木キルト」という私の3つの作風が出来上がってきた段階もご覧いただける展示にしようと思っています。
新作の「町家キルトの華」は、その3つの作風が全て入っています。
そして「樹木キルト」の作風を背割桜4連作でご覧いただきます。
春夏秋冬4連作を、並べて展示致します。
春「桜道」2012
夏「緑道」2018
秋「紅葉道」2020
冬「白道」2020
年を経るごとに、木の枝の量が増え、刺繍が増えて、木の表現が深く出来るようになったかな?と思っています。
是非、それぞれの季節に想いを巡らしながらご覧いただきたいです。
この樹木キルトの深い技法は、教室では指導できない領域です。
この技法は残念ながら指導不可能で、今後も指導は致しませんのでご了承ください。
頭の中の世界と、色彩と布合わせと、手の技術が完全に一致しないと形に出来ません。
そんなことが何故、私に出来るのか自分でも分かりません。
会場では、「なぜこれが出来るのか?」という目でご覧いただき、林サヨコの不思議な縫い世界を体感していただきたいです。