キルトで縫う法然院

2015-05-14

哲学の道から法然院の辺りをゆっくり散策するのは素敵です。桜や紅葉の季節やゴールデンウィークは人が多いですが、五月中頃すぎたら人も少ないしゆっくり散策できます。

c0352397_10094003.jpgこれは2年前の5月末あたりに撮った写真です。
そろそろ出かけてみようかな♪10年前、2005年9月に法然院の講堂で個展をさせて頂きました。【布が奏でる京都の風景】と題した個展でした。
ギターリスト溝淵仁啓さんに会場でコンサートをして頂きました。溝淵さんはその時、私のキルト作品をイメージした曲を作曲して下さいました。またあの曲を聞いてみたいです♪法然院の個展では、会期中に台風が来たりして、色々と思い出深い個展となりました。その時の個展用に縫った作品。
「法然院」
39×30cm 額装
c0352397_10222441.jpg私の作品の特徴である、木の枝の尖りを表現したかったのもあるけれど、今見ると葉の表現が弱すぎますね。。刺繍だけでは、遠くから見ると葉の無い季節のように見えますね(笑)あっさりしすぎです。。
もう一度機会があれば、今の技術で縫ってみたい風景です。

私の木の表現は独特で、私の作品のトレードマークのようだと皆さんおっしゃいます。
木の表現をするのが好きで、私の風景作品にはなくてはならないものです。
立体的に表す木の表面のしわ、先端が針のような枝の表現、作品を生でご覧頂く機会があれば、是非その部分も確認してみてください。