縁のある人とは必ずまた出逢えるということ

2020-12-19

京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

西陣にある呉服屋の、やまきぬさんに行ってきました。

 

やまきぬさんでは、着物のはぎれを販売されているので、これから制作を始める予定の桜の花用の布を分けて頂きました。

写真上が、新しく買った布で、下が以前から持っていた布です。
持っている布が無駄にならないように、持っている布と色合いを合わせました

桜色の布が沢山補充できたので、桜並木が充分縫えます。

 

桜色を買いに行ったのですが、瓦の布や空の布も良いのが見つかったので一緒に購入しました♪

これ以外にも、まだまだほしい布が沢山ありました♪
写真は実物より地味に映っておりますが、色合いや光沢は、さすが呉服屋さんの扱われている布だけあって、とても綺麗なんですよ。

新しい布を見ると創作意欲が湧きますね。
はぎれコーナーの2階の大広間には、ものすごい数のはぎれが並んでいます。
着物屋さんなので、色数も豊富です。

 

 

このブログをご覧の町家キルト教室の生徒の皆さんや、着物地で作品作りをされている皆さん!
絹布の材料が無い場合、やまきぬさんに買いに行かれたら良いですよ♪
予約制なので、お店に連絡してから行って下さいね。

 

 

実はやまきぬさんとは16~17年前にご縁がありました。
当時通ってくださっていた生徒さんと、やまきぬさんが御親戚でした。

「やまきぬさんの会長さんが、着物地を使った素敵な貼り絵をされているので、先生一緒に見に行きましょう!」と誘って下さり、お店に伺ったのです。

会長さんの作品は、かやぶきの古民家や風景を見事に表現されていて、着物地を本当に素敵に使いこなされていて感動したのでした。

その時、会長さんが帰り際にはぎれをプレゼントしてくださったのです。

清水寺の本堂の奥に使っている布が、その時頂いた布です。

頂いてから数年間ずっと大切に残していて、清水寺を制作しようと思った時、

「本堂の布はこれだ!!」と思ったのです。

 

今まで個展でこの清水寺をご覧になった多くの方が、この布をここに使ったことを褒めてくださいました。
この布があったお蔭で、清水寺が清水寺らしく表現できたといっても過言ではありません。

遠くから見ても、本堂の部分が際立って見えますよね。

 

最近、やまきぬさんのインスタグラムを偶然見つけて、会長さんが今もお元気で貼り絵をされていること、また、最近お店ではぎれ販売を始められたことを知り、今回17年ぶりにお店に伺ったという事なんです。

 

清水寺作品が載っている作品集を差し上げることが出来ました。
会長さんは残念ながらお留守だったのですが、インスタグラムとはぎれ販売を担当されている娘さんに、当時親切にして頂いた感謝をお伝え出来ました。

 

娘さんから「いつでもまた来てくださいね!」と言って頂き、布が無くなった時安心して探せる場所が出来ました。

 

私の20周年の年に、活動初期の頃にお世話になった方と再び繋がり、感謝の気持ちをお伝えして私がずっと変わらず頑張ってきたことも伝えられて本当に嬉しかったです。

 

縁のある人とは必ずまた出逢えるという事。
だからこそ、いつ再会しても恥ずかしくない自分でいるという事。

 

帰りに娘さんが、近所に美味しいカステラ屋さんがあると教えてくださいました。

そこはなんと 越後屋多齢堂!!

大好きなカステラ屋さんです♪
やまきぬさんの近くだったので驚きでした。

サイズはいろいろあったのですが、大きなのを買ってしまうと、また丸ごと食べてしまうので(笑)、今減量中なので、辛抱して一番小さなのを買って美味しく頂きました(#^.^#)