林サヨコの世界展を終えて・その2「ZOOMを使った未来型作品展」

2021-01-25

京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

今回の展覧会では、会場にプロジェクターを使ってメーキングムービーを流して頂きました。

林サヨコのYOUTUBEページにもアップしましたのでお知らせ欄からご覧ください。

 

私は初期の作品からずっと、制作工程の写真記録を撮ってきました。
いつか、展覧会会場でメーキングをご覧いただく時が来ると思っていたからです。

昨年夏に制作していた背割の秋冬作品は、写真とは別に動画も撮りだめていたので、紅葉道のメーキングは動画編集です。

今回のラ・ネージュさんの会場は、大きな白い壁があり、普段から映像を流しておられるのを知っていたので、是非メーキングを映して頂こうと思ったのです。

 

これらのメーキング動画は私が全て制作編集しました。
お正月返上で頑張って作ったのですよ(笑)

 

動画編集ソフトは、まだまだ使いこなせず凝った事は出来ませんが、今後順番に過去作品のメーキングを作っていこうと思っています。

 

完成作品の横で、メーキングをご覧頂くことで、作品の見方が変わります。
私の技法は、独特な制作方法なので、今回のラ・ネージュ展では、実物作品とメーキングを同時にご覧頂けたので皆さん大変喜んでくださいました。

私がその場にいると、メーキングムービーに更に説明がつくので良く分かったと思います。

 

そして教室日は、ラ・ネージュは留守にして、工房とZOOMで繋いで、教室で指導している様子を会場で映しました。
会場に私が居なくても、工房に居る私と会えるという仕組みです♪

 

ラ・ネージュの四方有紀さんが、ZOOMをうまく扱って下さり、本当に有難かったです!

この日工房教室では、製図を指導していました。

 

※写真左下の方がラ・ネージュの四方有紀さんです。

木曜午前クラスは、東京からZOOMで教室に参加してくださる生徒さんがいらっしゃいます。
教室が終わってから、工房の生徒さんと東京の生徒さんと、ZOOM上でラネージュに集合という、とっても面白いことが出来ました。

また、ZOOMなら私が工房で教室をしながら、ラ・ネージュにお越しのお客様とお話しすることも出来ました。

 

当然反対に、私がラ・ネージュ在廊しているときは、お家からZOOM参加のお客様と画面上で作品解説させて頂きました。

有紀さんが、カメラを駆使して会場を周って作品を1点1点映してくださり、作品をアップにしたり、全体を映したりして、ZOOM参加の方々はとてもよく見えると喜んでくださいました。

 

また、今回は会場で実演制作をしました。

どんな大きな大作でも、制作はほんの小さなスペースで縫っているという事も分かって頂けたと思います。

 

会場で進めなかった日は、家に持ち帰り縫っていました。

 

初日から制作開始して、最終日までに完成する予定でしたが、毎日すぐ時間が来てしまって、しつけまでで終わりました。

キルティング完成まで、家に持ち帰ったらできないことはなかったのですが、あっさり諦めました(笑)

制作の手元も、カメラでアップで撮っていたので、ZOOMで見ることが出来たのですよ♪

展覧会期間中に作品を仕上げるという、制作実演は初めてのことだったので、大変面白い試みだと思います。

今後の私の活動のコンテンツの一つにしようと思います。

 

年配の方は、ZOOMを使うのを戸惑われる方も多いです。
でもほんの数年前までスマホを使っていなかった人が、今ではほとんどの方が当たり前のように便利に使っておられます。

コロナと共に生きていく時代に入った今、ZOOMでいろんなことが出来ることを今回私は体験しました。
たぶん、あと数年たてば、老若男女問わずオンライン上での交流は当たり前になっていると思います。

 

ラ・ネージュの四方有紀さんのご尽力のおかげで、未来型の展覧会を開催出来ました。

 

つづく….