町家キルト教室のカリキュラム変更と今後のこと

2021-02-19

京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

今週の教室風景♪

生徒さんの額装作品を皆んなが見ているところ。

基礎コースの生徒さん達は、先輩の額装作品を見て「凄くすてき!」と感動され、「私には絶対無理〜」と言われます(笑)

 

そのみんなから感動してもらっている先輩生徒さんも、数ヶ月前は当時の先輩さんに同じ事をおっしゃっていました(笑)

皆んな通る道。
教室を始めて21年目になりましたが、何パターンもの同じ光景に立ち会っています。

 

私が指導する生徒さんは、最近は私と同年代や歳下の生徒さんが入会されるようになりましたが、現在も入会希望者のほとんどが60代〜70代の方です。

 

ここ数年で70代の生徒さん達が、創作コースに進まれる段階に入りました。

70代の方々に、スキルアップを求める私の指導方法は、なかなか難しいのかな…と、最近の生徒さん達の進み具合や理解の仕方を見ていて強く感じるようになりました。

 

私が目指す創作と、生徒さんの希望する作品作りは違う。。。

私と生徒さんの町家キルトにかける想いが違うのも当たり前。。。

 

【アーティスト】という生き方で、【教室の先生】として生徒さんを指導していると、その二つの立場の両立の難しさを感じることがあるのです。

 

以前から生徒さんにはお伝えしていますが、私が60歳~65歳で教室を閉める予定(あと5年から10年以内)でいるのは、晩年は創作活動だけに集中していきたいという想いからです。
教えることをいつかは止めますので、その時期を考えながら、これからの指導を精一杯やり切ろうと思っています。

 

製図指導に重点を置く創作コースは、時間がかかりすぎる内容なので、町家キルトをもっと簡単に早く楽しんで頂くため、教室指導カリキュラムは応用コースから大幅に変更する事にしました。

現在の初級中級生徒さん達の上達の度合いを見て、各生徒さん達に希望を聞きながらですが、創作コース廃止の方向でカリキュラムの見直しをしていこうと思っています(#^.^#)