初日、97人の来場を頂き大盛況ではじまりました。エレベーターが開いたとたん、「わぁ〜！！」という歓声が嬉しいです。古くからのお客様、懐かしい友、お世話になっている方々、フェースブックの友達、新聞を見てという方々が、続々とお越し下さっています。

以下は、御あいさつ文として展示しているものです。

私の縫道

私は幼い頃から手芸家になりたいという夢を持ち、手芸一筋に歩いてきました。

いろんな出来事を経て34歳で町家キルトと出合い、３５歳から始めた創作活動は遅いスタートでしたが、おかげさまで１５年経ちました。

私は自分に起こったマイナスの出来事を　『縫い』　で昇華して、手芸家への道を開拓してきたように思います。自分の夢を自分で引き寄せているのだと実感しています。

夢を叶えるためには何かを犠牲にし、諦めなければなりませんでした。　しかし、自分だけの　『縫い』　の世界を持ち、そこで生きる喜びは希望へと繋がり、いろんな困難や悲しみを乗り越える糧となりました。

誰とも会うことなく、一人黙々と針を進め作品と向かい合う、気の遠くなるような時間は、まるで修行のようです。　私は何のために縫っているのか、なぜこれほど　『縫い』　にこだわり　『縫い』　が好きなのか？その答えを見つけるために、これからも一針一針縫い続けていきます。

私の作品をご覧頂いた方々に、日々の小さな積み重ねの大切さや、くじける事なく前を向く勇気、努力の先に見える光や、生きる力を感じて頂けたら幸いです。

まだまだ夢に向かって続く私の　【縫道】　ですが、これからも精進して進んでまいります。

15周年を機に、額装作品の販売を本格的に始めることにいたしました。

我が子のように大切に手元に置いていた作品達も、そろそろ私の元から巣立たせようと思います。

私が作家として生きていくために。。。